シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
下関鍍金株式会社
成果ザラの発生数(めっき厚25μm) 25個→5個
| 事業者名 | 下関鍍金株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 山口県 下関市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | めっき |
| 従業員数 | 69人 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 設立 | 1954年 |
当社は昭和29年創業のめっき専門メーカーで、電気めっきのほか湿式研磨、陽極酸化、無電解めっきなど多様な製造を行い、顧客ニーズに合わせた小回りの効く高度な技術を強みとしている。厚付け無電解ニッケルめっきはポンプ、攪拌機、エアーブロアーなどの精密機械分野で使われ、市場規模は年250億円と推計される。当社は薄付け用無電解ニッケルめっき槽を3機保有していた。
抱えていた課題
やったこと
めっき浴中に発生するザラを分析し、要因を調べた。その結果、被めっき物から離脱して付着したものが主因と推測され、大型鋳物への処理で素材の表面脱離片や穴部から溶出した鋳物材料が付着すること、搬送クレーンからの金属片や錆が落下して付着することも考えられた。対策として、めっき槽にオーバーフローを設置し、処理温度90℃に対応できる無電解ニッケルめっき専用濾過器を用いる設計とし、製作は外部の専門メーカーに委託した。設置後はめっき槽全体を攪拌するエアー管を取り付けて液循環の悪い部分を改善し、ザラの発生数と大きさを抑えた。
新しい製品・サービス:厚付け無電解ニッケルめっき装置(異物等を除去するろ過循環システム)
ザラの発生数と大きさが改善され、改良槽では発生数が5〜10個、大きさが20〜50μmまで減った。目標の5個にはなお若干届いていない。現在の新設槽は多品種の施工に使われており、ザラを基準値以下にするには厚付け専用槽として使う必要がある。薄付け製品の受注は拡大し、当初の売上目標は達成できた。厚付け製品はまだ受注に至っていない。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
無電解ニッケルめっきを主力とする既存の多様な製造技術の延長として、厚付けめっき強化が位置付けられている。経営戦略上の明確な位置付けは記述が薄い。
薄付け製品の受注拡大や、市場規模250億円/年、ポンプ・提振機等の精密機械分野が示されている。自社の強みとの関係は一般的な記述にとどまる。
ザラの発生原因を分析し、浴中の循環不良の改良や厚付け専用槽化などの具体策を示している。課題認識と対策は具体的である。
ザラ発生数の目標(5個)と現状の比較は示されているが、付加価値額や賃上げの目標値は記載がない。
設計は自社、製作は専門業者へ委託したと記載があり、体制の一部は読み取れる。人材や事務処理能力の詳細は書かれていない。
厚付け製品の用途としてポンプ・自動車ピストン・医療モーター部品などが具体的に挙げられ、顧客ニーズへの対応が示されている。
ろ過能力向上、ろ過回数増加、専用槽化など今後の改善方針は示されているが、スケジュールは記載されていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
厚膜無電解ニッケルめっきの品質向上により、精密機械分野で高品質品を扱う方向が示され、高付加価値化を狙う内容である。
自動車・航空機・医療など複数分野への波及が示唆されるが、国が補助する積極的理由は読み取れない。
ザラ不良削減による品質向上は述べられているが、補助金投入額に対する費用対効果の数値は記載されていない。
公開情報では判断できません。
公開情報では判断できません。
山口県下関市の地域企業としての事業が示されているが、地域の雇用や経済成長への波及は具体的に書かれていない。
ザラの少ない厚付け無電解ニッケルめっきを、ポンプ、攪拌機、エアーブロアーなどの精密機械部品分野で展開し、新規顧客の開拓と既存取引先の売上拡大を目指す。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
坂道や路側などでの車体の傾斜を検出するセンシング機能を開発した。
窒素ガス等充填装置を付設した自動式パックシールマシンを開発した。
効果:クレーム件数 50件/年→0件/年