飲料水メーカー向け「後付け可能かつ低コスト」なホットメルト検査装置の試作開発
可視カメラと熱画像センサーを使ったホットメルト接着検査装置のシステム開発と製品プロトタイプシステムの開発に取り組んだ。
馬居化成工業株式会社
| 事業者名 | 馬居化成工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 鳴門市 |
| 業種 | 無機化学工業製品製造業 |
| 技術分野 | 高機能化学合成 |
| 従業員数 | 55人 |
| 設立 | 1944年 |
無機化学工業の基礎材料分野では、安価な外国製品や同業他社との価格競争、資源価格上昇や為替レート変動による原材料費のコストアップといった問題が生じている。一方で顧客の製品に対する品質要求は年々高まっている。会社は創業410年の企業で、硫酸マグネシウム、液体塩化マグネシウム、浴用化粧品(入浴剤)、動物用医薬品、アドブルー(排ガス処理剤)などを主要製品としている。
抱えていた課題
やったこと
ラボ用混合粉砕機等を使い、表面処理剤にステアリン酸とメチルハイドロジェンポリシロキサンを用いて微粒無水硫酸マグネシウムの表面処理の小規模実験を行った。その結果、期待する機能を得るには両者を混合後に加熱処理することが必要と分かった。次に、小規模実験で得られた最適添加条件で、20リットル流動式混合機等を用いて中規模の表面処理実験を行った。これにより、溶解速度を制御した表面処理微粒無水硫酸マグネシウムの製造方法を確立した。さらに目的の温感材料として利用するため粒子径を調整し、溶解速度を制御した機能を有する製造方法を確立した。
| 加工機 | ラボ用混合粉砕機 |
|---|---|
| 加工機 | 20リットル流動式混合機 |
新しい製品・サービス:粉体加工技術を適用した、溶解熱を利用する温感材料向けの表面処理微粒無水硫酸マグネシウム
粉体加工技術を適用し、溶解速度を制御した表面処理微粒無水硫酸マグネシウムの製造方法を確立した。これにより温感材料として利用できる機能を持つ製品の製造が可能になった。今後は展示会やホームページでのPRなどで認知度を高め、3年以内に主要顧客を獲得することを目指す。5年後には年間10トン規模での本格事業化を計画している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業410年で時代とともに発展してきたとあり、粉体加工による無機化学製品開発の一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けの記述は薄い。
海外製品や同業他社との価格競争への対策として高機能化による差別化を目指すとあるが、自社の強み・経営資源の具体的記述は少ない。
国際競争力の低下という課題認識と、高機能化による差別化の方向性は示されるが、高付加価値化の数値的な計画は書かれていない。
3年以内に主要顧客獲得、5年後に年間10トン規模の販売数量で本格事業化という数値目標が示されている。賃上げ目標は書かれていない。
従業員数55人とあるのみで、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的記述はうかがえない。
無水硫酸マグネシウムの溶解熱(水1000gで18℃上昇)と人体への有害性がないことを示し、化粧品関連での温感材料としての用途が明確。
小規模・中規模の試作段階を経て製造方法を確立し、認知度向上策、他分野展開、専用工場建設などの段階的な計画が示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
無水硫酸マグネシウムの溶解熱に着目した商品は市場に少なく認知度が低いと明記され、新市場開拓の性格が強い。
国内基礎材料分野の価格競争や原材料費上昇が課題とされるが、経済波及効果や雇用創出への言及はうかがえない。
投資額や付加価値額の増加を示す数値は書かれておらず、費用対効果は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
温感材料としての新用途開拓が記述されるが、日本経済の構造転換への言及は読み取れない。
徳島県鳴門市の企業とあるが、地域の特性を活かした雇用や地域経済成長への記述は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
試作品の展示やホームページ、業界紙広告などで認知度を高め、3年以内に主要顧客の獲得を目指す。化粧品関連顧客を増やすとともに工業用分野への展開も図る。5年後には年間10トン規模の販売で本格事業化し、粉砕機などの設備拡充や専用工場の建設で工業的な量産体制を整える計画である。
可視カメラと熱画像センサーを使ったホットメルト接着検査装置のシステム開発と製品プロトタイプシステムの開発に取り組んだ。
排熱回収型熱風乾燥炉一式(乾燥炉、制御盤、バーナー)を導入した。
効果:不良率 30%→14%
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。