多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
中道鉄工株式会社
成果製造期間 3か月→2か月
| 事業者名 | 中道鉄工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 徳島市 |
| 業種 | はん用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 20人 |
| 設立 | 1968年 |
従来の部品供給装置は振動により部品を整列・供給する方式が一般的で、部品の接触による損傷と騒音が問題となっていた。当社は回転円盤式部品供給装置「リングラン」を開発し、騒音を115dBから70dB以下に抑えた。今後ますます外周円盤一体化製品の需要が増える傾向にあった。
抱えていた課題
やったこと
NC正面旋盤を導入し、直径1100mmの大型外周円盤を高精度に加工できる体制を整えた。球面加工では、内径600mmの外周円盤一体化製品の回転壁でR100mmからR300mmが必要なところ、外注ではR200mmまでが限度だったのに対し、NC旋盤でR500mmまで加工できるようにした。外周円盤加工治具を旋盤に設置し、表面粗さ6.3s以下に加工できるかを検証した。加工した一体型外周円盤が要求どおり駆動するか、球面加工した製品が求められるクリアランスを達成するかも確認した。
| 加工機 | NC正面旋盤(大型NC旋盤) |
|---|
新しい製品・サービス:回転円盤式部品供給装置「リングラン」の外周円盤一体化製品
NC正面旋盤の導入により外周円盤を内製化でき、リングランの納期が約1か月短縮された。必要な時にタイムロスなく加工できるため納期短縮に貢献し、加工費も外注の約4割で済むことを確認した。納期短縮とコストダウンによって市場での競争力が高まり、性能面の優位性に加えて価格競争にも対応できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
部品供給装置「リングラン」の製造工程改善が中心で、従来製品の課題解決という一貫性は読めるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
振動式の騒音115dBを70dB以下に抑え、消費電力も0.4kWから0.04kWとする優位性や、振動型から回転円盤式への市場転換の見通しが具体的に書かれている。
球面加工できない、外注で納期約3か月かかるという課題を、NC正面旋盤導入で内製化し製造期間を約1か月短縮する計画が示されている。
製造期間を約1か月短縮、外注加工費の約4割で加工できると目標が示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
対象部品が電子部品や自動車部品へ広がっている需要や、騒音・損傷の少なさという選ばれる理由が具体的に整理されている。
NC旋盤導入、R500mm加工、表面粗さ6.3s以下の検証など手順は示されるが、スケジュールや中長期の検証の詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
振動式に対する回転円盤式の優位性や、今までにない次世代の供給装置と述べられ、同分野での差別化が読み取れる。
自動車部品や電子部品製造向けの供給装置としての用途はうかがえるが、経済波及や雇用創出への言及は見当たらない。
約1/10の消費電力、約4割の外注加工費、約1か月の期間短縮など、コストと効果の数字が具体的に示されている。
騒音低減や省エネルギーに関する記述はあるが、デジタル技術やサプライチェーン全体のイノベーションへの言及は薄い。
部品供給装置の方式転換が傾向として書かれるが、日本経済の構造転換への言及は明確ではない。
徳島市の企業であることは書かれるが、地域特性を活かした雇用や地域成長への言及は乏しい。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
振動型から回転円盤式への転換が進むと見込み、自動車部品、電子部品、工業用製品の部品供給装置のシェアを増やし市場展開を進める。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃