車載モーター用ステーターの巻線とはんだ付けの自動化及び連動化
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。
hacomo株式会社
| 事業者名 | hacomo株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 香川県 東かがわ市 |
| 業種 | パルプ・紙・紙加工品製造業 |
| 技術分野 | 組込みソフトウェア |
同社は社内から生まれて独立した企業で、ダンボールを素材とした組立キットの企画製造販売やパッケージデザインなどを展開している。従来の工作キットは子どもをターゲットとし、価格は1000円程度かそれ以下だった。新商品では比較的高い年齢層を対象に、価格帯を1500円程度とする高付加価値のレーザー加工製品で新たな市場の獲得をねらっている。
抱えていた課題
やったこと
薄い段ボール(1mmGF)を採用し、厚紙より剛性があり端面の煤も目立たない素材で製品強度を保った。自動立体構造設計支援ソフトを開発し、まず平面展開図を切り込みに合わせて立体構造をつくるソフトを、次に三次元データから展開図を生成するソフトを開発した。開発したソフトで試作設計を行い、期間限定の直営店に試作品を置いて顧客から直接ヒアリングし、その声をもとに改良した。加工技術と品質の向上、量産化のためにレーザー加工機を導入・設置した。保管方法と空調管理を改善して段ボールの反りを防ぎ、開発製品に適した治具を鉄工所で制作して加工機標準の治具に替えた。
新しい製品・サービス:段ボールを素材とした高付加価値のレーザー加工製品(組立キット)
自動立体構造設計支援ソフトの開発により、従来は難しかった立体的な表現が容易になった。ターゲットの成人顧客からの直接ヒアリングで、ギフト需要が見込まれること、価格は1500円が妥当で8000円では高いと受け止められることが分かった。生産機の導入と量産体制の確立により作業効率が向上し、開発製品に適した治具によりレーザーカット時の端面の煤が減ってセット時間の短縮にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
既存の段ボール工作キット事業の延長として新製品を開発し、ものづくり文化を広める方針が事業の流れと一貫している。
自社独自の自動立体構造設計支援ソフトを開発し、同社ならではの製品を市場に出す点で競争優位性を示している。
従来は3面図設計で立体表現が難しいという課題を認識し、ソフト開発とレーザー加工機導入で解決する計画になっている。
年間売上1,000万円(6,800個)と月商50万円の目標を示し、ターゲット顧客からの価格妥当性の確認も根拠にしている。
工程スケジュールを支援機関と詳細に管理し、書類手続きもスムーズに進めたと記載があり、遂行体制が示されている。
成人顧客へのヒアリングで価格は1,500円が妥当と確認し、ギフト需要の見込みも示されており、ニーズの裏付けがある。
試作、評価、改良、生産機導入、量産体制の段階を示し、保管・空調・治具開発など課題への対応も具体的に書かれている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
段ボールのレーザー加工による高価格帯の立体工作製品を狙い、従来の約1,000円から1,500円への高価格化を図っている。
ものづくりの楽しさを世に発信する文化的意義はあるが、経済波及や雇用創出への言及は乏しい。
補助金額や付加価値額の増加など費用対効果を示す数字がなく、効果は触れているだけで薄い。
3次元データから展開図を生成する自動立体構造設計支援ソフトとレーザー加工機を組み合わせ、デジタル技術で製造を革新している。
公開情報では判断できません。
香川県東かがわ市の企業が地域の段ボール素材を活かして製品を開発しており、地域事業として位置づけられる。
展示会に向けて10種類程度のラインナップを揃える予定である。一般販売は早々に量産を進める計画で、年間売上1000万円(6800個)を目標とし、販売開始後しばらくは月商50万円を目指す。
子どもにものづくりの楽しさを知ってほしい、そこから生まれるコミュニケーションを大切にしてほしい
公式の事例集より(原文のまま)
車載モーター用ステーターの巻線と溶接(はんだ付け)を連続工程とするため、自動機や治具を試作・開発した。
羽根回転によるせん断力とミル機能を一体化した微細化装置の試作・開発に取り組んだ。
「CNC複合旋盤」(①580mm、φ1,025mmまでの丸物加工が可能)を導入し、炭素繊維を素材とする製品の市場投入を図った。
効果:製造工程数 3工程→1工程