ものづくり補助金平成30年度製造業京都府

京都の伝統文化を活かしながら新しい商品開発の設備導入事業計画

株式会社トダコーポレーション

この事例のポイント

  • デザイン案から試作品の完成まで一部工程を外注しており、約1か月の納期がかかっていた。
  • 高付加価値商品向けの包装箱のニーズに対応するため、UV-LED硬化インクジェットプリンタとレーザー加工機を導入した。
  • 試作品を自社で繰り返し作れるようになり、短納期かつ低コストで試作品を作れるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社トダコーポレーション
所在地京都府 京都市
業種パルプ・紙・紙加工品製造業
技術分野デザイン
従業員数19人
資本金1,000万円
設立1999年

事業の背景

昭和10年からパッケージ(包装箱)を製造販売しており、京都地区を中心に全国へ販売している。近年は品質にこだわった包装箱へのニーズが高まり、化粧品やスマートフォン、チョコレートなど高付加価値商品で貼り箱が使われるようになった。当社の加工技術は基本的にカッティングが中心で、印刷や表面加工は外部に頼っていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程デザイン案から試作品の完成まで一部工程を外注しており、約1か月の納期がかかっていた。
  • 品質・精度外注のためデザインの細かな修正が入れにくく、デザインや表現に妥協せざるを得ないことがあった。
  • 新製品・新技術印刷と表面加工は外注が必要で、包装箱への直接印刷や桐箱への直接彫刻ができなかった。
  • コスト・採算試作品の微調整が入るたびに外注の試作品作成費が増大していた。

やったこと

高付加価値商品向けの包装箱のニーズに対応するため、UV-LED硬化インクジェットプリンタとレーザー加工機を導入した。これにより、包装箱への直接印刷や桐箱への直接彫刻が可能になった。試作品作成時に外注していた一部の工程を内製化し、試作品の提供スピードを上げた。多品種少量生産の商品は自社で製造し、少品種多量生産の商品は全体最適化のため部分的に外注先を使う方針とした。

加工機UV-LED硬化インクジェットプリンタ
加工機レーザー加工機

新しい製品・サービス:包装箱への直接印刷や桐箱への直接彫刻による高付加価値の貼り箱。桐と紙を融合させた貼り箱、Vカット箱など。

事業の効果

試作品を自社で繰り返し作れるようになり、短納期かつ低コストで試作品を作れるようになった。外注よりも精度の高い商品づくりが可能になり、デザインや品質面で妥協のない製品を提供できるようになった。難易度が高く断っていた商品にも対応でき、機会損失を防げた。既存顧客との関係が強まり、新たな顧客との取引も増え、顧客単価の改善につながった。

今後の展望

パッケージ印刷市場は拡大傾向にあり、高付加価値化に対応するため、試作品だけでなく少量生産から多量生産まで自社で対応できる一貫生産体制を構築していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成30年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。