シラス(火山灰)を用いた微小な高強度バルーンの試作開発
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
愛媛銑鉄鋳物工業団地協同組合
| 事業者名 | 愛媛銑鉄鋳物工業団地協同組合 |
|---|---|
| 所在地 | 愛媛県 西条市 |
| 業種 | 鉄鋼業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 310人 |
| 資本金 | 7,594万円 |
| 設立 | 1972年 |
同組合は1972年設立の鋳物工業団地で、農業機械部品、建設機械部品、一般産業機械部品、自動車部品などの鉄系鋳物を製造している。顧客は機械メーカーが多く、海外シフトによる国内需要の減少が近年大きな問題となっている。海外勢との競争は価格から品質へ移りつつあり、品質管理の一層の高度化が求められていた。業界全体では高齢化と人手不足が課題となっている。
抱えていた課題
やったこと
組合共同事業である試験・分析事業で、発光分光分析用の発光分析装置を新たに導入した。金属試料は溶湯から採取し、グラインダー等で下処理をしてから分析する。従来型の油圧式万能試験機は設置から40年が経過していたため、IT化された新型の油圧式万能試験機に更新した。金属組織の観察には、従来のポラロイド撮影と手作業による判定に代えて、新型の倒立型金属顕微鏡を導入し、連動するソフトで球状化率を自動判定できるようにした。
数値による判定が可能になったことで、作業者ごとの感覚差や疲労による誤差がなくなり、試験の品質が向上した。試験結果の出力が自動化されたことで、取引先への情報提供が早く正確になった。倒立型顕微鏡の導入により球状化率が自動で判定され、試料製作の作業が大幅に省力化された。新型の油圧式万能試験機は従来型に比べ消費電力と作動油量が大幅に減り、省エネルギーと環境対応性が向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
組合の共同事業である試験・分析事業の設備高度化と位置付けられ、共同受電や共同倉庫など過去からの協同体制との一貫性が読み取れる。
国内自動車メーカー向け重要保安部品など高品質製品の実績と、海外勢との競争が価格から品質へ移る中での品質管理強化が示されている。
人手と感覚による試験の誤差・時間が課題と認識され、発光分析装置や自動判定顕微鏡の導入で数値判定に切り替える具体策が示されている。
品質向上や作業時間短縮は述べられているが、付加価値額や賃上げの具体的な目標数値は示されていない。
組合の共同事業として試験室を運営し、中堅技術者層が厚く技能を支えている体制が示されている。
軽量化に不可欠な微量元素添加の特殊材質対応が顧客ニーズと明記され、航空機等の新規顧客の期待も示されている。
今後の活動として新素材の材質展開拡大や試料研磨の自動化を段階的に進める方針が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
球状黒鉛鋳鉄の特殊材質や高品質鋳造製品を展開し、一般的な鋳物と比べ高水準の品質を求められる分野であることが示されている。
海外シフトによる国内需要減少の中で、新素材対応により航空機等の新規顧客を開拓し市場を広げる効果が示されている。
消費電力や作動油量の削減など省エネ効果は触れられているが、補助金投入額に対する付加価値増加などの費用対効果の数値はない。
発光分析や自動判定など自動化・IT化により試験を高度化し、組合全体の品質管理と取引先への情報提供を効率化している。
軽量化ニーズに応じた特殊材質や航空機分野への進出が示されるが、日本経済の構造転換への言及は弱い。
地元高専からの人材採用により中堅技術者層を育て、工業団地として地域の鋳物産業の雇用と技能を支えている。
今後は微量元素を添加した特殊材質への対応力を高め、新素材の材質展開を広げて新たな販路開拓を目指す。さらに研磨や試験機への設置までを自動化し、精度・品質の向上と短納期への対応力強化を図る方針である。
従来のシラスを膨らませる方法ではなく、シラスを溶融させて球状粒子を製造する新しい製造方法を考案し、確立した。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。
カラー塗装に代えて光学を活用した新しい成膜技術を開発した。