しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
株式会社中嶋屋本店
| 事業者名 | 株式会社中嶋屋本店 |
|---|---|
| 所在地 | 長崎県 長崎市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 39人 |
| 設立 | 1948年 |
当社は創業67年で、昭和60年頃からカツオ、サバ、イワシを原料にダシパックの製造に取り組んできた。完全無添加で、他社には真似できない熟成・発酵の技術に支えられている。家庭用ダシパック(うまかだし)と業務用ダシパック(だし一族)を製造販売しているが、食の高級化傾向の中で特に業務用が拡大しており、顧客の大量の注文に対応できないケースが目立ってきている。
抱えていた課題
やったこと
原料の粉砕と粒子揃えを同時に行う装置(パワーミル)を導入し、原料の粒子の不揃いによる味のバラツキを改善した。紛体を搬送する装置(パウダーマックス)を導入した。手作業で対応してきた袋詰め作業については、既存のパック詰め機械と箱詰めを自動化するシステムを開発した。長期間の品質保持のためチッソガス充填包装装置を導入し、袋の密閉と賞味期限印字を同時に行うシール機2台を導入した。効率的に梱包・箱詰めするためターンテーブルを導入した。
製造から袋詰めまでを一貫したラインで製造できるようになり、作業効率が飛躍的に向上し、品質の向上にもつながった。熟成・発酵工程の条件変更のテストの結果、従来より明らかに味と香りが向上したことが判明した。省力化と大量生産が可能になり、生協や県外大手流通業者との取引拡大も視野に入ってきた。製造から袋詰めまでの時間が飛躍的に短縮され、競争力強化につながったといえる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません
昭和60年頃からダシパックを製造し、熟成・発酵技術に支えられた完全無添加の製品という一貫した取組が書かれている。
業務用が拡大し大量注文に対応できない状況と、他社に真似できない熟成・発酵技術、県内うどん用だしの80%シェアが書かれている。
手作業中心の製造工程が品質向上と量的ニーズ対応の課題とされ、製造から袋詰めまでを一貫したラインにする解決策が示されている。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、競争力強化や取引拡大の方向性がうかがえる程度である。
新入社員2人の採用と中小企業大学での営業・工程管理研修の受講がうかがえるが、補助事業の遂行体制の具体は書かれていない。
完全無添加、熟成・発酵技術、業務用の需要拡大などの強みは読み取れるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
大阪を中心とした県外営業強化や高齢者施設・病院への営業など今後の方針はあるが、スケジュールや課題解決の方法は具体性が薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
だし・ダシパックは一般的な分野だが、完全無添加と熟成・発酵技術による味と香りの向上という差別化が書かれている。
県外大手流通や生協との取引拡大、地域のだし市場シェアへの言及はあるが、波及効果や雇用創出の数字は書かれていない。
作業効率の飛躍的向上と製造から袋詰めまでの時間短縮が書かれているが、投入額や付加価値増加の数値は示されていない。
製造から袋詰めまでを一貫させる自動化装置の開発と、チッソガス充填などの新設備導入が書かれ、デジタル技術の活用は読み取れない。
公開情報では判断できません。
長崎県内での高いシェアと大阪を中心とした県外展開が書かれており、地域の特性を活かした事業であることがうかがえる。
県内でのシェアを基盤に、まず大阪を中心とした県外向け営業を強化し、生協や大手流通業者との取引拡大を進める。高齢者施設や病院など食品の安全性を求める顧客への営業も積極的に進める。新入社員の人材育成や省エネ設備の導入も進めている。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
板金加工の後工程である塗装、組立の生産設備を平成24年に導入した。
効果:作業員数 3人→1人
同時5軸複合旋盤を導入した。