多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社野崎美工舎
| 事業者名 | 株式会社野崎美工舎 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県 鹿児島市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 金属プレス加工 |
| 従業員数 | 16人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1979年 |
装飾金物細工を生業とし、創業140年を迎える会社である。大型看板を中心に金属モニュメントや内装金物、展示館・資料館などの特殊な展示什器を九州各地で製作している。大型看板の受注が多く、構造躯体はほとんどが金属製である。近年は多様化する看板製作現場で金属加工の比率が高くなっている。
抱えていた課題
やったこと
大型鋼板切断機(シャーリング)を導入し、業務効率化を図った。導入前には土台のコンクリートを増打ちし、振動や騒音対策を施した。設備は価格が高いものの信頼性の高いメーカーの製品を指定し、期待通りの性能を発揮している。NCなどの複雑な操作が少ない単機能の設備のため、職人全員が操作できるようになった。既存設備では対応できなかった加工を内製化し、LED関連やデジタルサイネージへの対応を加速させた。
| 加工機 | 大型鋼板切断機(シャーリング) |
|---|
当該設備の導入により、外注比率が減少し、納期が短縮され、特急仕事にも対応できるようになった。切断材料のゆがみやねじれが改善され、修正作業や不良品によるロスが削減された。その結果、粗利が改善し、顧客満足度が向上して売上増加につながった。バリの発生が減ったことで、従業員の安全性も高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業140年の装飾金物細工を生業とし、看板製作の金属加工比率増を背景に、原板加工の内製化へ展開する一貫性が読み取れる。
県外大手との競合やコスト・納期の課題は示されるが、自社の強みを定量的に比べた記述は薄い。
外注比率低下、納期短縮、LED関連やデジタルサイネージへの対応拡大など、課題解決と成長分野への展開が具体的に書かれている。
外注比率の減少や納期短縮は書かれるが、付加価値額や賃上げの数値目標は示されていない。
ハンズオンによる若手職人の指導や職人全員が操作できる単機能設備など、体制の一端はうかがえる。
ワンオフ製品を得意とし、顧客は大型店チェーン本部や行政等と書かれるが、ターゲットの詳細な裏付けは薄い。
防災加工や耐久性証明などの今後の取り組みは示されるが、スケジュールや課題解決の方法は詳しくない。
公開されている事例からは読み取れません。
ワンオフ製造やデザイン・設計・施工の一貫対応を強みとするが、分野全体での新規性や高価格化の数値は示されていない。
県内の看板・金属加工分野での内製化と雇用の関係はうかがえるが、波及効果や社会的インフラとしての積極的理由は書かれていない。
外注削減、不良品減少、粗利改善、売上増加が書かれるが、補助金投入額に対する費用対効果の数字はない。
デジタルサイネージやLED関連への対応が書かれるが、先端デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は限定的。
デジタルサイネージやLED関連など成長分野への進出が示され、わずかに構造転換の方向がうかがえる。
鹿児島エリアでの事業展開と地域ブランド化を掲げるが、地域経済の牽引や雇用創出の数値は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
自社の技術力と施工能力を高め、他社との差別化を図るため、防災加工、印刷の耐久性証明、フィルム加工技術やシックハウス対策などのメーカー認定を積極的に取得している。これらを踏まえ、ワンオフ(一度限りの製造品)を得意とし、デザイン、設計、製造、施工が可能な会社としてブランド化を図っていきたいとしている。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃