ボイラや空調など複数設備を2年で更新し、省エネ率8.9%に

成果事業所全体で省エネルギー量1,270.8kl/年、省エネルギー率8.9%を実現した。

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この事例のポイント

  • エネルギーの7割以上を使う空調と乾燥設備に着目し、ボイラから先に更新した。
  • 工事しやすいエリアを初年度、防爆エリアなど難しいエリアを2年目に回す2か年計画で進めた。
  • 既存設備を活かす改修と、外部動力のいらない排熱回収を組み合わせた。

事業者のプロフィール

法人番号1110001018789
所在地新潟県上越市
業種化学工業

課題と取り組み

抱えていた課題

  • エネルギー消費の大半が空調と乾燥設備に集中工場で使うエネルギーの7割以上を、クリーンルームの温湿度管理にあたる空調と乾燥設備が占めていた。2030年までにカーボンニュートラルを達成する目標のもと、この大口の消費を減らす必要があった。

やったこと

  1. 事業の内容情報通信機器向けの素材を扱う化学系メーカーの基幹工場で、複数の工場にまたがるユーティリティ設備を更新した。事業は2年度に分け、初年度は工事が簡易なエリア、2年目は防爆エリアなど施工が難しいエリアを担当した。蒸気ボイラ、熱媒ボイラ、パッケージ空調、冷水チラー、照明、乾燥ゾーンの排熱回収の6項目を、費用対効果の高い工事としてまとめて実施した。
  2. ボイラの更新と改修蒸気ボイラを更新し、小型貫流蒸気ボイラを導入した。熱媒ボイラは排熱回収を加え、バーナーを小型化する改修とした。既存設備をできる限り残しながら省エネを図る方法である。
  3. 空調・チラー・照明の更新パッケージ空調と冷水チラーを更新し、空冷モジュールチラーなどを導入した。照明はLED化した。
  4. 乾燥ゾーンの排熱回収乾燥ゾーンの排熱を、ポンプなどの外部動力を使わないヒートパイプ式の熱交換機で回収する方式を採り入れた。

補助金を使った経費

  • ヒートパイプ熱交換機小型貫流蒸気ボイラ空冷モジュールチラー経費の区分:設備費

事業の効果

  • 事業所全体の省エネルギー量は1,270.8kl/年となった。
  • 事業所全体の省エネルギー率は8.9%となった。
  • CO2排出量の削減に大きく貢献し、2021~2023年度の目標を達成した。

事業者の声

有沢製作所は、カーボンニュートラル(Scope1,2)を2030年までに達成させるという意欲的な目標を発表しました。

今回の事業は、カーボンニュートラル・ロードマップにおける第一弾の取り組みとなります。

工場利用エネルギーの7割以上を空調(クリーンルーム温湿度管理)と乾燥設備に費やしており、先ずは、ボイラ更新・改修を行うこととしました。省エネ効果は絶大であり、CO2排出量削減に大きく貢献しています(2021~2023年度目標達成)。

新潟県の化学工業の工場
出典・注記

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