鍛造加熱炉をリジェネバーナー化し、省エネ率55.4%に

成果省エネ効果は1,971.7kl/年となり、補助対象設備の省エネ率は55.4%になった。

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この事例のポイント

  • 既存の加熱炉のバーナーを、蓄熱式の高効率なリジェネバーナーに替えた。
  • 原単位の良い加熱炉に生産を集約し、原単位の悪い炉の稼働率を下げた。
  • 加熱炉以外も含む4つの事業を組み合わせ、使用エネルギーを削減した。

事業者のプロフィール

法人番号5050001043823
所在地茨城県ひたちなか市
業種鉄鋼業

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 加熱炉の原単位が悪化重油式鍛造加熱炉は2002年にハイスピードバーナーで省エネ化を図ったが、バーナーの性能低下と耐火物の熱損失増加で原単位が悪化していた。原単位の良くないレキュペレーター式加熱炉も稼働させていた。

やったこと

  1. 事業の内容工場の省エネ化として4つの事業を行った。鍛造加熱炉のリジェネバーナー化、電気式熱処理炉の対流化と高性能断熱材の導入、事務所用大型空調設備の空冷化更新、大型コンプレッサーの更新である。社内の環境管理委員会が工程別の原単位改善に取り組んでいる。
  2. リジェネバーナーの導入と生産の集約リジェネバーナーを搭載した高効率バーナーを導入した。鍛造加熱炉2基は共通の製品を生産できるため、原単位が良くなった加熱炉に生産量を集約した。レキュペレーター式加熱炉の稼働率も下げた。
  3. 熱処理炉の対流化と断熱化電気式熱処理炉に炉内対流を起こすファンを取り付け、熱効率を上げた。炉蓋とシーリング部を断熱化し、炉内断熱材は耐火レンガからセラミックファイバーに替えて、放散熱と蓄熱損失を減らした。
  4. 空調とコンプレッサーの更新事務所用の大型空調設備を空冷式に更新し、大型コンプレッサーも新しくした。

補助金を使った経費

  • 鍛造加熱炉のリジェネバーナー化①鍛造加熱炉のリジェネバーナー化②電気式熱処理炉の対流化炉内対流発生用ファン経費の区分:設備費

事業の効果

  • 省エネ効果は1,971.7kl/年となった。
  • 補助対象設備の省エネルギー量は1,093.2kl/年、省エネルギー率は55.4%となった。
  • CO2削減効果は2,937t-CO2/年となった。
  • 想定以上の大幅なエネルギー使用量の低減が確認できた。

事業者の声

今回更新した重油式鍛造加熱炉は、2002年にハイスピードバーナーによる省エネ化を図りましたが、バーナーの性能低下や耐火物の熱損失増加でエネルギー原単位が悪化していました。そこで本事業では、リジェネバーナーを搭載した高効率バーナーの導入で鍛造加熱炉の省エネ化を図り、合わせて原単位が良くないレキュペレーター式加熱炉の稼働率を下げ、原単位改善を図りました。その結果、想定以上の大幅な使用エネルギーの低減が確認できました。また、同時に更新した電気式熱処理炉や大型コンプレッサー、大型空調設備も省エネ化に寄与したものと評価しております。今後も益々厳しくなることが予想されるカーボンニュートラルに向けて、社内の生産性向上や省エネ化を図り、社会の持続的発展に努めていきます。

茨城県の鉄鋼業
出典・注記

今後の展望

カーボンニュートラルに向けて、社内の生産性向上や省エネ化を進め、社会の持続的発展に努めていく。

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