SHIFT事業(工場・事業場における先導的な脱炭素化取組推進事業)令和5年度製造業香川県

熱回収ヒートポンプとガス転換で、主要系統のCO2を33%削減

大倉工業株式会社

成果主要システム系統のCO2排出量が2,345t-CO2/年から1,570t-CO2/年へ33.1%減った。

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この事例のポイント

  • 冷水と温水を同時に作れるヒートポンプで、空調と製造工程の両方の熱負荷を減らした。
  • 老朽化したボイラーの更新に合わせ、燃料を重油から都市ガスへ替えた。
  • ポンプの運転設定を見直す自主対策も組み合わせた。
  • 複数設備の工事が必要だったため、補助金を使って一括で更新した。

事業者のプロフィール

事業者名大倉工業株式会社
所在地香川県
業種プラスチック製品製造業
相談先エネルギー供給会社

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 空調と製造工程のCO2排出が多い空調には空冷チラー、製造工程にはA重油焚きの蒸気ボイラーを使っており、CO2排出量が多かった。

やったこと

  1. 熱回収ヒートポンプの導入冷水と温水を同時に供給できる機器を2台入れた。空調用冷水の予冷と、製造工程で使う熱風の予熱を同時に行い、チラーとボイラーの負荷を下げた。
  2. ボイラーの燃料転換加熱・乾燥に使う蒸気ボイラーの燃料をA重油から都市ガスに替えた。
  3. 冷水一次ポンプの台数制御チラーの運転台数に合わせてポンプの稼働台数を変える設定にし、不要な運転を止めた。
  4. きっかけ:情報の入手エネルギー供給会社から補助事業の紹介を受けた。

補助金を使った経費

  • 熱回収ヒートポンプ2台蒸気ボイラーの燃料転換ガス焚き蒸気ボイラー2台経費の区分:補助対象経費

事業の効果

  • 熱回収ヒートポンプの導入でCO2を342t-CO2/年削減する計画である。
  • ボイラーの燃料転換でCO2を379t-CO2/年削減する計画である。
  • 冷水一次ポンプの運転停止でCO2を53t-CO2/年削減する計画である。
  • 主要システム系統のCO2は2,345t-CO2/年から1,570t-CO2/年に減り、33.1%削減となる。
  • 事業所全体のCO2は7,178t-CO2/年から6,403t-CO2/年に減り、10.8%削減となる。
  • エネルギーコスト削減額は約830万円/年である。
  • 投資回収年数は補助ありで約7.9年、補助なしで約11.8年である。
  • ガス化で燃焼時のすすが減り、ボイラー伝熱面が汚れにくくなって清掃回数も減らせる。
  • ポンプの運転時間が短くなり、設備の長寿命化が期待できる。

事業者の声

弊社は2030年度にCO2排出量(Scope1,2)を2013年度比50%削減を目標に掲げており、今回補助金を活用し、設備導入・更新ができ目標達成に向けて大きく前進できました。

今後、国の環境方針に沿い2050年カーボンニュートラルを目指し、これからも支援いただける補助金を活用させていただき、取り組んでいきたいと思います。

香川県のプラスチック製品製造業
出典・注記

相談先と計画づくり

その他エネルギー供給会社

今後の展望

2050年にCO2排出量ゼロを目指し、今後も補助金を活用して取り組む。

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