ものづくり補助金平成24年度北海道

装着型高照度光照射装置の開発

株式会社電制

この事例のポイント

  • 従来の据え置き型の高照度光照射装置は設置に制約があったため、メガネのように装着できる利便性を実現する必要があった。
  • 睡眠習慣の改善や季節性感情障害の緩和を目的に、装着型高照度光照射装置「ルーチェグラス」を開発した。
  • 体内時計を整えることで、睡眠障害、シフト勤務や時差ぼけ時の調整、季節性感情障害(冬季うつ)への効果が期待されている。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社電制
所在地北海道 江別市
業種電気機械器具製造業
技術分野電子部品・デバイスの実装
資本金4,900万円
設立1977年

事業の背景

電制は1977年に電気制御関連の設備を手がける会社として創業し、1992年には道内メーカーとして初のダム管理システムを納入した。電気制御関連の仕事は受注してオーダーメイド品を納めるのが基本だったが、1998年発売の電気式人工喉頭「ユアトーン」は国内トップのシェアを誇る自社製品となった。介護業界でも、体内時計を整えて夜間の生活リズムを改善することが注目を集めている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術従来の据え置き型の高照度光照射装置は設置に制約があったため、メガネのように装着できる利便性を実現する必要があった。
  • 新製品・新技術高照度の光を目に当てるため、目への安全性を確保して製品化する必要があった。

やったこと

睡眠習慣の改善や季節性感情障害の緩和を目的に、装着型高照度光照射装置「ルーチェグラス」を開発した。サングラスのように手軽に装着でき、目に安全に光を照射できる製品として完成させた。室蘭工業大学との共同研究で開発を進め、関連する特許権も取得した。

新しい製品・サービス:装着型高照度光照射装置「ルーチェグラス」

事業の効果

体内時計を整えることで、睡眠障害、シフト勤務や時差ぼけ時の調整、季節性感情障害(冬季うつ)への効果が期待されている。睡眠障害を扱うクリニックや精神科などの医療機関では、薬に頼らない治療法として成果が認知されつつある。介護業界でも注目を集めており、市場の広がりが見込まれている。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.1 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性47%
  • これまでの取組との一貫性3

    1977年創業以来、ダム管理や「ユアトーン」など医療福祉分野の自社商品開発を続けてきたことが書かれ、一貫性はうかがえる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性2

    介護業界や一般市場への展開に触れるが、市場規模や自社の強み・弱みの分析は書かれていない。

  • 課題の認識と解決2

    睡眠障害や季節性感情障害などの課題は示されているが、事業計画の売上目標や実効性の具体は読み取れない。

事業の実現可能性48%
  • 付加価値・賃上げの目標1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 事業を進める体制2

    大学との共同研究や特許権取得に触れるが、遂行体制の人員や事務処理能力の記述はない。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    睡眠障害やシフト勤務、介護業界での夜間対策など顧客と効果が具体的に示され、装着型の利便性も強みとして説明されている。

  • 事業化までの道筋2

    医療機関での採用や一般市場への展開を視野に入れると書かれるが、スケジュールや課題解決の方法は示されていない。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    据え置き型と違う装着型の高照度光照射装置で、薬に頼らない治療法として新しい分野に位置付けられている。

公的補助の必要性33%
  • 波及効果・雇用2

    睡眠障害や季節性感情障害への効果や医療機関での成果が書かれるが、国が補助する理由の記述は弱い。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献2

    大学との共同研究や産学官連携は書かれるが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献はうかがえない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    北海道の大学や工業試験場との産学官連携が書かれ、地域の技術を活かす点はうかがえるが雇用や地域経済への効果は不明。

今後の展望

医療機関での採用に加え、将来的には一般市場への展開も視野に入れている。

事業者の声

人に感動をお届けする会社、社員がワクワクする会社

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

青森県平成24年度

IP音声呼出電話機の試作開発

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効果:同時通話台数 3台→30台

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。