回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
アドバンフィット株式会社
| 事業者名 | アドバンフィット株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 熊本県 八代市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,立体造形 |
| 従業員数 | 22人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1989年 |
当社は、けがをした人や身体障がい者向けの義肢装具や福祉用具を製造している。そのうち片麻痺の人向けに足首を固定する装具は比較的ニーズが高く、オリジナル製品「UDフレックスAFO」は日本、韓国、ヨーロッパで意匠・商標登録をし、国内を中心に海外展開も進めている。九州を中心とした医療機関に販売している。
抱えていた課題
やったこと
これまで作業で製造していた装具の形状を、ノギスなどで測定し、測定値をもとに3DCADで図面化して細部まで再現した。精密3D形状加工により金型を製作できる装置と、ベルト部分を熱で接着する超音波ウェルダーを導入した。従来のプラスチック板の成形から、金型への樹脂の射出成型に切り替え、樹脂としてポリプロピレンを新たに採用した。安全性と剛性・柔軟性のバランスを取るため、ポリエチレンの配合率を数パターン作り、実際に片麻痺の患者に使用してもらい最適条件を確認した。金型は一度作ると修正が困難なため、金型発注前に3Dデータをもとに光造形モデルを作成し、修正のリスクを減らした。
従来より製造時間は70%、コストは20%削減でき、短納期かつ高品質で製造できる工程が確立できた。6月からは完全に射出成型へ切り替えており、破損などのクレームもなく、製品として一つの完成形に至ったと考えている。ベルトの接着強度が増したことで品質も安定した。また、多ロットの注文にもスムーズに対応できるようになった。
今後は、片麻痺向け装具で主流となっている関東など他地域への販路拡大を図り、当社製品の薄さや短納期などの強みをアピールしていく。あわせて海外への販路拡大も進めたい。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
ブラザー工業(株)製のツール洗浄機能のあるコンパクトマシニングセンターを導入し、切粉を自動で除去できるようにした。
効果:不良率 0.34%→0.1%
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%