ものづくり補助金平成24年度沖縄県

真空注型設備導入によるワンストップ化の実現

株式会社アドバンス・オキナワ

この事例のポイント

  • 1つの工法のみ保有していたため、多様なニーズに対応できない状況だった。
  • 真空注型機、乾燥炉、脱泡機を導入した。
  • 複数の工法による同一受注が可能になり、多様なニーズに対応できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社アドバンス・オキナワ
所在地沖縄県 うるま市
業種その他の製造業
技術分野真空
従業員数25人
資本金500万円
設立2012年

事業の背景

海外進出企業等へ切削加工による試作品の提供を行っていた。1つの工法のみ保有していたため、多様なニーズに対応できない状況だった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術1つの工法のみ保有していたため、多様なニーズに対応できない状況だった。

やったこと

真空注型機、乾燥炉、脱泡機を導入した。シリコンゴムを金型の代わりに型として使用し、真空中でその型に樹脂を流し込んで複製を作る技術で、短期間・低コストで製作できるようになった。CADシステムを導入し、一貫体制をとるための技術指導を受けて技術の習得を行った。「マスター製作」「注型」といった複数工法の同一受注とリードタイムの短縮を実現した。

新しい製品・サービス:シリコンゴム型を用いた真空注型による樹脂複製

事業の効果

複数の工法による同一受注が可能になり、多様なニーズに対応できるようになった。リードタイムが短縮され、短期間・低コストで試作品を製作できるようになった。国内・海外進出メーカーからの受注拡大につながった。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで、採択された計画の標準を3として見ています。公開情報では判断できない観点は点数を出さず、平均にも入れていません

観点の平均3.0 / 514観点のうち13観点で評価

出典:公募要領 p.44(審査項目)

この事例が強かった観点

  • 4
    強み・弱みを踏まえた優位性1工法のみで多様なニーズに応えられなかった弱みを、真空注型導入と複数工法の同一受注で補い、海外進出企業の需要を取り込む優位性がある。
  • 4
    顧客とニーズの裏付け海外進出企業等からの依頼に応え、短期間・低コストで複製を作れる点が顧客ニーズと選ばれる理由として整理されている。
  • 4
    新しさ・高付加価値モズク水の多機能性を活かし、防腐剤不要で既存のモズク由来化粧品と大きく差別化した高付加価値の製品として位置づけている。

伸びしろがあった観点

  • 2
    付加価値・賃上げの目標リードタイム短縮や受注拡大は述べられているが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値や数字が示されていない。
経営戦略との整合性3.3
  • これまでの取組との一貫性3

    既存の切削試作に加え注型工法を導入し、CAD導入や技術指導で一貫体制を目指す流れが、これまでの取組との連続性を示している。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    1工法のみで多様なニーズに応えられなかった弱みを、真空注型導入と複数工法の同一受注で補い、海外進出企業の需要を取り込む優位性がある。

  • 課題の認識と解決3

    多様なニーズに対応できない課題を認識し、型製作から注型までの社内一貫化と国内外受注拡大という実効性ある方向を示している。

事業の実現可能性3.0
  • 付加価値・賃上げの目標2

    リードタイム短縮や受注拡大は述べられているが、付加価値額や賃上げの具体的な目標値や数字が示されていない。

  • 事業を進める体制3

    CADシステム導入と技術指導による技術習得を行い、一貫体制の構築に向けた人材・技術面の準備が記載されている。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    海外進出企業等からの依頼に応え、短期間・低コストで複製を作れる点が顧客ニーズと選ばれる理由として整理されている。

  • 事業化までの道筋3

    今後は型製作から注型、マスタ製作まで社内で実施する目標とスケジュール方針が示され、遂行方法の方向性は妥当である。

  • 財務と資金の調達3

    財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。

新市場性・高付加価値性4.0
  • 新しさ・高付加価値4

    モズク水の多機能性を活かし、防腐剤不要で既存のモズク由来化粧品と大きく差別化した高付加価値の製品として位置づけている。

公的補助の必要性2.5
  • 波及効果・雇用2

    海外進出企業への受注拡大やモズク水の新製品化に触れているが、経済波及効果や雇用創出などの国が補助する理由は示されていない。

  • 費用対効果ー

    公開情報では判断できません。

  • イノベーションへの貢献3

    真空注型やCAD導入による一貫体制、大学との機能性検証による新たな製品開発など、技術革新に寄与する取組が記載されている。

政策面2.5
  • 成長分野への進出2

    海外進出企業向けの試作受注拡大は成長分野への進出と読めるが、日本経済の構造転換に資するとの記述は薄い。

  • 地域経済への波及3

    沖縄県うるま市の企業として、沖縄産のモズクを活用した多機能水の製品化を行い、地域資源を高付加価値化している。

今後の展望

型の技術を習得し、型製作から注型、マスター製作までを社内ですべて実施できる形を目標とし、国内・海外進出メーカーへの受注を拡大させる。

業種と困りごとが近い成果事例

岡山県平成24年度

小信号トランジスタ及び大電流テスタ試作開発

既存小信号トランジスタテスタの全回路を見直して再設計し、4枚のプリント基板を2枚に集約するとともに、2つの電源ブロックを1つに集約して実装…

効果:設置面積 100%→40%

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。