ものづくり補助金平成24年度北海道

北海道産乳酸菌発酵技術による美容・関節・抗老化用高機能性食品素材の開発

日生バイオ株式会社

成果分子量2000〜800の割合 15%→30%

この事例のポイント

  • コラーゲンを窒素源にして乳酸菌を増殖・発酵させることが極めて難しく、適切な培養条件を探すのに苦労した。
  • コラーゲンを栄養源として乳酸菌で発酵させ、新しい発酵代謝物を作ることを試みた。
  • 分子量2000〜800の割合 15%→30%。乳酸菌発酵代謝物との相乗効果により、肌・骨・関節の代謝活性を向上させた機能性素材の開発に成功した。

事業者のプロフィール

事業者名日生バイオ株式会社
所在地北海道 恵庭市
業種食料品製造業
技術分野発酵
従業員数32人
資本金9,800万円
設立1994年

事業の背景

日生バイオは、未利用の天然資源である鮭白子の付加価値向上を目的に創設された研究開発型企業で、健康食品・化粧品の原料・素材の製造・販売やOEM受託を行っている。美容・関節・抗老化の健康食品分野では、現行より優れた高機能性を持つ動物由来素材が求められていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術コラーゲンを窒素源にして乳酸菌を増殖・発酵させることが極めて難しく、適切な培養条件を探すのに苦労した。
  • 新製品・新技術乳酸菌がコラーゲンを栄養源として発酵するには極めて低分子である必要があったが、酵素処理では低分子化に限界があった。

やったこと

コラーゲンを栄養源として乳酸菌で発酵させ、新しい発酵代謝物を作ることを試みた。乳酸菌発酵の前に別の食用菌で発酵させる前発酵(2段発酵)を採用し、機能性の高いコラーゲン発酵物を開発した。最適な発酵条件を探すために小規模ジャーファーメンターシステムを導入し、遺伝子解析にはrealtime-PCR、細胞機能の評価には再生医療の細胞シート技術を応用した3次元ヒト皮膚モデルを用いて評価した。

新しい製品・サービス:北海道産乳酸菌発酵技術による美容・関節・抗老化用高機能性食品素材(分子量2000〜800が約30%以上含有の発酵コラーゲン)

事業の効果

  • 分子量2000〜800の割合 15%→30%

乳酸菌発酵代謝物との相乗効果により、肌・骨・関節の代謝活性を向上させた機能性素材の開発に成功した。3次元ヒト皮膚モデルによる評価では、従来の美容素材より真皮コラーゲン代謝や角質ターンオーバーを促進する効果が極めて高かった。従来の酵素抽出技術に北海道産乳酸菌発酵技術を組み合わせた製造方法を確立し、今回の事業で従来品の価格と同等に抑えることが確実になった。健康食品素材市場の拡大を目指し、将来的にはコラーゲンペプチド・ヒアルロン酸素材市場の約1%以上を占めることを目標としている。

今後の展望

将来的にはコラーゲンペプチド、ヒアルロン酸素材市場の約1%以上を占めることが目標とされている。

事業者の声

単なる受け身の研究所ではなく、新しい素材を武器に『売る』研究所になりたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。