回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
フジエダ珈琲株式会社
| 事業者名 | フジエダ珈琲株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 奈良県 大和郡山市 |
| 業種 | 食料品製造業 |
| 従業員数 | 17人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1975年 |
主要取引先だった地域喫茶店が軒並み減少し、大手喫茶チェーンが台頭していた。このため業務用卸売・店舗事業は低成長か現状維持にとどまると考えられた。一方、コンシュマー市場ではレギュラーコーヒーの需要が増え、家庭での消費量も増加していた。大手には対応できない味覚のニーズに合った製品を多品種生産し、「奈良県産」のローカルブランドとして付加価値を高める方針をとった。
抱えていた課題
やったこと
コンシュマー向けの多品種小ロット生産を見越して、工程・在庫等の管理体制を整備した。構内の整理、品種・用途別の区分けと別管理、在庫・保管場所の確保を行った。分配機を更新し、振幅調整により分配速度を向上させた。ロードセル(計量器)の応答速度も向上させ、自動計測機を導入して計量の効率を高めた。食の安全を守るためにX線検査機を導入し、アルミ包装後に検査することで金属以外の異物にも対応できるようにした。新製品の開発では味覚をエビデンス化し、官能検査に加えて8項目の味覚を数値化した。
| 加工機 | 分配機 |
|---|---|
| 検査測定 | 自動計測機(NESR) |
| 検査測定 | X線検査機 |
新しい製品・サービス:コンシュマー向け新ブランド「奈良藤枝珈琲焙煎所」の製品群
工程・在庫管理の整備と分配機の更新により製造速度が向上し、計量・包装の処理時間が約17〜30%短縮された。X線検査機の導入により異物混入検査が可能となり、計量時と包装後の2回の検査で異物混入率0%を実現した。味覚の数値化によって他社品との比較・差別化が容易になり、販売員が自社製品に自信と説得力を持てるようになった。生産性が大幅に向上し、品質・安全性も併せて向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
業務用卸売の低迷を背景に、本業の珈琲製造を強化しコンシュマー向け自社商品開発に進む方針が書かれている。
大手NBへの対抗としてローカルブランド化し、セレクトショップや百貨店を狙う差別化戦略が書かれている。競争優位の数値根拠は薄い。
多品種小ロット対応と異物混入対策という課題を特定し、計量機やX線検査機導入で解決する計画が具体的に示されている。
今後5年後に初年度実績の約5倍の売上目標が示されている。付加価値・賃上げの目標は書かれていない。
従業員17名の記載はあるが、補助事業を遂行する担当体制や事務処理能力の具体的な記述はうかがえない。
こだわり層をターゲットにし、味覚の数値化で他社との差別化や販売員の説得力向上を示している。
販路開拓の継続やブランド派生展開は示されるが、実施時期や各段階の具体的スケジュールは薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
大手に対応できない味覚の製品を多品種生産し、付加価値・価格を高く設定すると書かれている。味覚の数値化も示されている。
奈良県産のローカルブランドとして地域性を示すが、雇用創出や波及効果の数字は書かれていない。
計量・包装で約17〜30%、異物混入検査で約90%の処理時間短縮、異物混入率0%という具体的な効果が示されている。
X線検査や味覚のエビデンス化など新技術の活用は書かれるが、サプライチェーン全体への貢献は具体的でない。
公開されている事例からは読み取れません。
奈良県産のローカルブランドとして地域の特性を活かす点は書かれるが、地域経済の成長への影響は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
5年後に初年度実績の約5倍の売上を目標としている。一般消費者向けの販路開拓を継続し、ブランドの派生商品開発や純喫茶、インバウンド向けカフェなど新規チャネルの展開を進める。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
課題を解決するため、車載センサ製作に係る設備を導入し、量産ラインの構築を図った。
効果:製作コスト 100%→25%
低温・緩速熟成製塩装置を導入した。
効果:大粒結晶の割合(一つの塩取鍋あたり) 4kg→8kg