ものづくり補助金平成24年度青森県

視覚障害者の自立を実現する残存視力の有効活用メガネの試作と評価

株式会社テクニカル

成果視野角100度の魚眼レンズ4枚構成

この事例のポイント

  • 網膜色素変性症など視野狭窄を伴う進行性の視覚障害者は、視野が狭くなることで日常生活に不便が生じており、残存視力を活かして視野を広げるメガネの開発が求められていた。
  • 岩手大学工学部と連携し、網膜色素変性症など視野狭窄を伴う視覚障害者を対象に、視野の拡大が可能な魚眼レンズユニットのメガネを試作開発した。
  • 視野角100度の魚眼レンズ4枚構成。半数以上の利用者が「視野が広がった」「鮮明に見える」と回答し、視野が広がる効果が確認された。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社テクニカル
所在地青森県 弘前市
業種はん用機械器具製造業
技術分野プラスチック成形加工

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術網膜色素変性症など視野狭窄を伴う進行性の視覚障害者は、視野が狭くなることで日常生活に不便が生じており、残存視力を活かして視野を広げるメガネの開発が求められていた。

やったこと

岩手大学工学部と連携し、網膜色素変性症など視野狭窄を伴う視覚障害者を対象に、視野の拡大が可能な魚眼レンズユニットのメガネを試作開発した。岩手大学工学部と症状の層別や定量化について検討して仕様を決定し、光学設計ソフトウェアに基づき、視野角100度、魚眼レンズ4枚構成とした。レンズユニットは市販の拡大鏡用メガネ型フレームを改造した治具に取り付け、両目で使用できるものとし、軽量かつコンパクトで取り外しやすい構成を目指した。レンズの性能評価のため光学特性の測定が可能な装置を導入し、当社で設計、アオバサイエンスが製作した。患者及び眼科医に対しアンケート調査を実施してユーザー評価を行った。

新しい製品・サービス:視野の拡大が可能な魚眼レンズユニットのメガネ

事業の効果

  • 視野角100度の魚眼レンズ4枚構成

半数以上の利用者が「視野が広がった」「鮮明に見える」と回答し、視野が広がる効果が確認された。一方でレンズの外径が狭いという課題が残った。今後は瞳位置変動に対応するレンズの大型化や軽量化、視野角140度への拡大、レンズのみの交換構成、レンズやフレーム単体での販売を目指す。緑内障など他の視野欠損疾患への応用が実現すれば、経済効果と市場規模の拡大が期待される。

今後の展望

国内だけで視野欠損が見られるが正常な部分が多く残存する患者が400万人と推定されており、緑内障による視野欠損にも応用できれば大きな経済効果と市場拡大が見込まれる。

  • 目標:視野名の拡大 100度→140度

業種と困りごとが近い成果事例

北海道平成24年度

装着型高照度光照射装置の開発

睡眠習慣の改善や季節性感情障害の緩和を目的に、装着型高照度光照射装置「ルーチェグラス」を開発した。

青森県平成24年度

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効果:同時通話台数 3台→30台

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。