ものづくり補助金平成26年度製造業三重県

可搬性に優れた全天候型防災用折りたたみ式ソーラー電源の開発

株式会社ナベル

成果重量 3kg→2.1kg

この事例のポイント

  • 災害時に燃料が入手できなくても使える、携帯性と耐候性に優れた太陽光による防災用電源が求められていた。
  • アモルファスモジュールを用いた折りたたみ可能で耐久性に優れたソーラー電源を開発し、軽量化した蓄電池をユニット化して携帯性を高めた。
  • 重量 3kg→2.1kg。折りたたみ方式により重量を目標比30%減の2.1kgにし、厚さを2.5cmに抑えて持ち運びやすさを実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社ナベル
所在地三重県 伊賀市
業種はん用機械器具製造業
技術分野デザイン,精密加工,接合・実装
従業員数199人
資本金5,000万円
設立1972年

事業の背景

1972年にカメラの蛇腹専業メーカーとして創業し、医療機器や精密機械の製造を手がけてきた。現在は再生可能エネルギーやメンテナンスなどの新規分野へ事業を広げている。東日本大震災や広島の集中豪雨では、道路インフラの破壊により燃料の供給が不安定になった。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術災害時に燃料が入手できなくても使える、携帯性と耐候性に優れた太陽光による防災用電源が求められていた。
  • 生産能力従来のエンジン式発電装置は騒音や排ガスで環境に影響し、道路の被害で燃料供給が途絶えるリスクがあった。

やったこと

アモルファスモジュールを用いた折りたたみ可能で耐久性に優れたソーラー電源を開発し、軽量化した蓄電池をユニット化して携帯性を高めた。目標は電気供給量150W(max)、蓄電量180Wh、重量3kgとした。蓄電池は市販品と自社製作品の双方を調査し、AC負荷150Wで連続給電時間を測定した。機能試作品では耐候性・耐水性・防水性試験を行い、過酷な条件でも問題なく使用できることを確認した。ラミネータとソーラーシミュレーターを導入して社内で機能試作と性能評価を行った。

新しい製品・サービス:折りたたみ式ソーラー電源(発電装置)と、発電装置とセットで持ち運べる蓄電池ユニット

事業の効果

  • 重量 3kg→2.1kg
  • 厚さ 10cm→2.5cm
  • 高さ 50cm→50.5cm
  • 幅 40cm→41.5cm

折りたたみ方式により重量を目標比30%減の2.1kgにし、厚さを2.5cmに抑えて持ち運びやすさを実現した。高さと幅もほぼ目標どおりとなった。ラミネータとソーラーシミュレーターを社内に導入したことで機能試作と性能評価を自社で行えるようになり、耐候性や防水性を確認して製品化への目処が立った。

今後の展望

補助事業終了後も蓄電池の開発を続け、200Wh・3.6kgの蓄電池を開発した。今後は自治体や自衛隊に製品を利用してもらい、得られた評価を製品仕様に反映して新たな市場を開拓していく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成26年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。