南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
有限会社サンニサン
| 事業者名 | 有限会社サンニサン |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 階上町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 位置決め |
| 従業員数 | 5人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1992年 |
青森県の県南地方は畜産業が盛んで食肉加工業者が多い。当社は食料品を保存・運搬するためのタンク容器類やタンクローリー架装品などの製缶を主力としている。製缶はステンレス、アルミ、銅、真鍮などの金属材を切断・溶接等で加工し、立体的な製品を作る事業である。
抱えていた課題
やったこと
公募申請時は株式会社相澤鐵工所製「プレスブレーキ APL 160 31型機 / チターノ8軸」の導入を検討していた。実施段階で機種を見直し、「プレスブレーキ APL 200 31型機 / チターノ8軸」を導入することにした。曲げ長さの加工能力とフレーム内側寸法は両者同じだが、後者は厚物の曲げ加工もできるため、生産拡大に寄与すると判断した。これにより複雑な曲げ角度加工に対応し、3mまでの金属材加工が可能になった。
| 加工機 | プレスブレーキ APL 200 31型機 / チターノ8軸(株式会社相澤鐵工所製) |
|---|
レーザー切断から機械加工までを自社内で一貫生産できるようになり、高品質・短納期化が可能になった。導入前にはできなかった3mの長さの加工が可能になり、受注の幅が広がった。ベトナムの電力会社に電線カバーを納品した事例や、県外からの受注も増えている。新しい機械は数値入力で同じ精度の製品を次々と製造でき、加工の効率と仕上がりの安定性が向上した。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のプレスブレーキが複雑形状・長尺に対応できず断念していた課題があり、その解決として導入したと書かれている。過去の取組との一貫性までは読み取れない。
レーザー切断から機械加工までを自社内で一貫生産でき、厨房設備や芸術作品の受注が増えたとあり、強みと市場の結びつきが具体的に読み取れる。
課題の認識と高品質・短納期化の方向性は書かれているが、付加価値や成長の数値目標は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
従業員の確かな技術や長年の経験に言及し、技能実習生の受け入れ予定も書かれているが、体制の具体性は薄い。
厨房設備の壁一式や芸術作品の製作依頼、県南で薄物加工をできる会社が少ない点など、顧客と選ばれる理由が具体的に書かれている。
導入機種の選定理由や導入後の受注拡大は書かれているが、導入のスケジュールや中長期の課題検証は詳しく書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
金属薄板の精密加工は県南で少ないと書かれているが、市場全体の普及度や高価格化の数値は示されていない。
県南の畜産業や酪農と結びつく製缶需要が背景にあると書かれているが、雇用創出や波及効果の数値は示されていない。
受注増や効率向上が述べられているが、補助金額に対する付加価値増加や生産性の数値は書かれていない。
数値入力で同じ精度を出す機械の導入は書かれているが、サプライチェーンやデジタル技術によるイノベーションの記述は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
青森県南の地域特性と製缶事業の関係は書かれているが、地域経済の成長を牽引する点までは読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
現在は増えた受注を納期に間に合わせるのに手一杯だが、性能の高い機械により仕事の幅が広がったため、新しい製品づくりを日々検討している。今後は新製品を作って関東からの受注も徐々に増やしたいと考えている。また会社を大きくして雇用を増やしたい意向で、2020年3月にベトナムから技能実習生2名を受け入れる予定である。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。