最新設備による生産力と社員の年間所得を向上させる事業
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分
伊東板金工業株式会社
成果総リードタイム削減率 32.3333分→13.1333分
| 事業者名 | 伊東板金工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 京都府 京都市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
| 従業員数 | 88人 |
| 資本金 | 1億円 |
| 設立 | 1950年 |
当社は1950年に京都市で創業し、精密板金加工を主な事業としてきた。主要製品は精密板金部品、半導体製造装置、搬送用ロボット、基板検査装置、鶏卵非破壊検査装置などである。キャッシュレス化や電子化の進展により、主力の駅の券売機に代表される板金筐体の需要減が予測されていた。そのため新たな時代に合った製品を、短納期・高品質・小ロットで対応できる生産体制が必要とされていた。
抱えていた課題
やったこと
当社のニーズに合う最新鋭の曲げ機としてアマダ製HG1003ATCを選定し、本事業で導入した。全自動金型交換装置により人的な金型交換をなくし、V底高さを統一して交換回数も削減できるようにした。角度センサにより機械上で瞬時に角度出しを行い、試し曲げを不要にした。AI・IoTの活用によりプログラムを自動作成する仕組みとし、保護ゾーン内にLEDで手などをさえぎると機械が即座に停止する安全装置を備えた。アマダから技術指導を受け、経験の浅い作業者が繰り返し使いこなせる体制を構築した。
| 加工機 | アマダ製HG1003ATC(曲げ機) |
|---|---|
| 加工機 | 全自動金型交換装置 |
| 検査測定 | 角度センサ装置 |
| ソフト | プログラム自動作成システム(AI・IoT活用) |
| その他 | 保護ゾーン安全装置(LED) |
新しい製品・サービス:複雑形状の曲げ加工を経験の浅い作業者でも高精度に行える新工法
全自動金型交換と角度センサにより、複雑な曲げ加工が経験の浅い作業者でも高精度に行えるようになった。穴あけと曲げがデジタルで繋がったことで工程間の仕掛品がなくなり、在庫撲滅と工場内スペースの有効活用で経営面の成果も上がった。短納期かつ多品種で少量から大口ロットまで対応でき、次世代の板金加工業へ前進した。総リードタイムは59.4%削減された。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
取組のきっかけとして精密板金の品質維持や生産体制の高度化が示され、過去の改善活動や工法の流れは読み取れるが、経営戦略上の位置付けの明記は薄い。
キャッシュレス化で券売機板金筐体の需要減が予測されると市場変化を述べ、一貫生産や多品種少量対応を強みとして示している。
曲げ工程がボトルネックと課題を特定し、総リードタイムを32分20秒から13分8秒へ59.4%削減したと数字で成果を示している。
リードタイム59.4%削減を実証測定で達成し、当初想定の50%減を上回ったと数字つきで目標と結果が示されている。
アマダによる技術指導や経験の浅い作業者への教育に取り組んだと書かれているが、人材体制や事務処理能力の詳細は薄い。
高品質なリピート品を確実につくる提供価値と、短納期・小ロット対応による顧客要望への対応が具体的に述べられている。
アマダ技術指導の後に実証測定を行い、全自動金型交換や角度センサの導入手順と効果検証の流れが示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
精密板金の一般的普及度には触れていないが、同分野で多品種少量の高品質曲げを実現し国内トップシェアと述べている。
次世代の板金加工業として人手不足対応を掲げ、雇用維持にも触れているが、波及効果の定量的な記述は少ない。
仕掛品在庫撲滅と工場スペース有効活用の成果、リードタイム59.4%削減など投資効果の一部が具体的に示されている。
穴あけ加工と曲げ工程をデジタルで繋ぎ、AIとIoTでプログラムを自動作成する先端技術の活用が具体的に書かれている。
搬送用ロボットや基板検査装置など新しい成長市場に取り組むとあるが、日本経済の構造転換への言及は乏しい。
京都市の事業者として地域に触れているが、地域特性を活かした雇用創出や経済成長への言及は読み取れない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
券売機において国内トップシェアの企業に到達した。今後は生産体制の高度化やデジタル化に取り組み、高品質で大量受注にも対応できる体制を構築するとともに、搬送ロボットや基板検査装置など新しい成長市場に取り組む。将来のパンデミックにも対応できる現場づくりや働き方改革を進め、社員の雇用を維持する。
ボトルネックとなっていた柄合わせ裁断工程と玉縁製作工程に、最新の自動裁断機と自動玉縁機を導入した。
効果:玉縁ポケットのゲージ交換時間 90分→45分
既存の旧型マシニングセンタ2台(B・C)を入れ替え、新型マシニングセンタを2台導入した。
効果:取付工具数 30本→120本
急速冷凍庫(ラック式ショックフリーザー)を導入し、従来の冷凍庫では14〜16時間程度を要していた生まんじゅうの冷凍を4時間で行えるようにし…
効果:冷凍時間 14時間→4時間