呼吸サイクルリアルタイムモニタリングによる高精度同調&高節約型デマンドバルブの開発
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。
株式会社千田精密工業
| 事業者名 | 株式会社千田精密工業 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 上閉伊郡大槌町 |
| 業種 | 一般機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 100人 |
| 資本金 | 8,000万円 |
| 設立 | 1979年 |
当社は金属を加工して、半導体や液晶製造装置の部品、真空装置、自動車・航空機関連の部品を製造してきた。平成17年に国内の中小企業として初めてTWI研究所と国際ライセンス契約を結び、摩擦攪拌接合(FSW)の技術を自動車や半導体分野の部品加工に活かしていた。平成25年5月、高エネルギー加速器研究機構(KEK)から、ILCの加速器実験装置の部品である電磁ホーンの製造を依頼された。
抱えていた課題
やったこと
本事業で、立体的な複雑形状に対応するため、複合面の多軸加工と荒取り・仕上げの多数の加工パターンを備えた3次元CAD/CAMシステムを導入した。大型部品を既存設備で加工するために専用の箱形治具を製作し、特殊刃物も購入した。製作した5つの部品をFSWで接合し、直径1.5m・長さ2.5mのものと直径1m・長さ2mのものの計2台の電磁ホーンを製造した。特殊なアルミニウム材料を使うため、類似材料で実験を重ねて回転と送り速度、接合ツールのピン形状の条件を決めた。1年半をかけ、平成27年1月に電磁ホーンを完成させた。
新しい製品・サービス:電磁ホーン
国産初の電磁ホーンの製造に成功し、KEKから品質について高い評価を得た。電磁ホーンは茨城県東海村のJ-PARCのニュートリノ実験施設に設置される予定である。この製造を通じて得たノウハウと高い技術力を対外的に示せたことが、当社にとって最大の成果となった。県内の中小企業がILCに参入するきっかけづくりにも貢献できた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
過去のFSW技術ライセンス取得や半導体・自動車部品加工の実績から一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明示されていない。
国内中小企業では初のTWIとの国際ライセンス契約など強みは書かれるが、市場動向との関係は具体的に示されていない。
今後の取り組みとして付加価値の高い製品への挑戦は書かれるが、課題と事業計画の具体的な対応策は読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
社員が一丸となって1年半実験を重ねた体制や、従業員数100名の記載から遂行力は具体的に読み取れる。
KEKから受注し品質の評価を得た点や、多品種・少量・高精度を得意とする点は書かれるが顧客ターゲットの整理は薄い。
1号機から3号機までの流れや、ILC関連の受注活動の展開が書かれ、今後の方向性はあるが検証の詳細は薄い。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
立体的複雑形状の電磁ホーンを、厚さ約3mmのアルミ材で高精度に製造した点は、同分野での高付加価値性を具体的に示している。
ILCや素粒子研究など国の研究基盤に関わる製品で、地元岩手県の中小企業のILC参入にも波及効果があると記載がある。
費用はかなり必要だったと書かれるのみで、補助金投入額に対する付加価値増加などの数字は示されていない。
3次元CAD/CAMの導入と多軸加工、FSWの融合で新技術を用いた点が具体的に書かれ、サプライチェーンへの貢献も示唆される。
素粒子研究施設向けの部品製造という先端分野への進出が書かれ、構造転換への寄与は間接的にうかがえる。
岩手県南・北上山地のILC誘致に関連し地域の中小企業の参入に寄与した点が書かれるが、雇用や成長の数字はない。
今後は切削技術とFSWを融合した付加価値の高いものづくりに取り組む。ILC向けの加速器製造について研究機関からの依頼を受け、受注に向けた活動を進めている。FSWを使う製品や装置部品の受注を、岩手県内や東北全体に広げたいとしている。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。
カラー塗装に代えて光学を活用した新しい成膜技術を開発した。
窒素ガス等充填装置を付設した自動式パックシールマシンを開発した。
効果:クレーム件数 50件/年→0件/年