半導体チップ(個片)への貫通電極形成技術開発
ものづくり補助金により、チップレベルTSV電極形成加工技術の実用化検証に必要な直接人件費と外注加工費の補助を受けた。
効果:試作開発コスト 3,000万円→500万円
株式会社スペック
成果皮膜の厚さ 80μm→100μm
| 事業者名 | 株式会社スペック |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 北上市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 溶射・蒸着 |
| 従業員数 | 7人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1998年 |
当社は半導体封止金型や樹脂金型、ゴム金型などの精密金型へのメッキや各種基材へのコーティング加工を手がけている。平成20年に熱変質が少なく緻密な金属被膜が得られるコールドスプレー装置を導入した。木質バイオマスボイラーの需要は今後拡大が見込まれ、岩手県も平成15年から「いわて木質バイオマスエネルギー利用拡大プラン」を継続して採択しており、震災復興に伴う公共施設での採用も予想される。
抱えていた課題
やったこと
低圧型装置を基本に、ガス温度900℃、ガス圧力800kPa程度まで引き上げることを目指した新型コールドスプレー装置を設計した。スプレー用ロボット、粉末供給装置、集塵機、ヒーター等は市販品から皮膜製造に適した部品を選定し、スプレーノズル部と制御装置は市販品では難があったため自社で設計・製作した。粉末供給装置はスイス製のみが要求仕様を満たしたが、国内産部品を中心に採用したことで、市販品価格の1/3〜1/4程度の製作費に抑えた。動作確認と試運転を行い、不具合箇所を改善して、ガス温度900℃、ガス圧力800kPaを達成した。当社の原料粉末で製膜実験を行い、岩手県工業技術センターで分析したところ、従来機で約80μm、新装置で約100μmの皮膜が形成された。ステンレス基材に皮膜を施工し、燃焼灰を載せて850℃で24時間加熱した試験では、皮膜は若干の変色のみで損傷は見られず、皮膜のない基材は著しく損傷した。
新しい製品・サービス:低コストで製膜効率の高い新型コールドスプレー装置
市販装置の1/3〜1/4程度の製作費で、従来機を上回る製膜効率のコールドスプレー装置を開発した。皮膜の付着率と緻密さが向上し、高温耐久性の高い皮膜を低価格で提供できるようになった。コールドスプレー装置が2台になったことで皮膜の使い分けが可能となり、工場の稼働率も向上した。新装置の生産転用が始まり、ペレットストーブ部品の施工拡大による売上向上に寄与し始めている。
今後は現在受注しているペレットストーブ部品に加え、フッ素樹脂コーティング(KFコート)や硬質皮膜の製膜を展開する計画である。大規模木質バイオマスボイラーの燃焼部品への皮膜供給により事業規模の拡大を目指す。ただし装置製造コストの削減分を受注単価に反映させるには量産品の受注が必要であり、製品特性の周知と売り込みを進める。
ものづくり補助金により、チップレベルTSV電極形成加工技術の実用化検証に必要な直接人件費と外注加工費の補助を受けた。
効果:試作開発コスト 3,000万円→500万円
超高圧クーラント装置付きCNC旋盤機を導入し、チタンや耐熱合金など難削材を用いたゆるみ止め締結部材の加工技術を開発した。
効果:目標値での単価の試作開発に成功した。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年