CAD/CAMシステムの顧客との統一化と生産管理システム導入により、生産リードタイムを大幅に短縮し、受注と収益を拡大する計画
取引先の防振ゴムメーカーと同じCAD/CAMシステム(TOPSOLID)を導入し、データを共有できるようにした。
効果:生産計画の先行期間 1週→24週
和田工業株式会社
成果金型製作工期 30日/型→24.6日/型
| 事業者名 | 和田工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 岩手県下閉伊郡山田町 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 従業員数 | 105人 |
| 資本金 | 9,500万円 |
| 設立 | 1962年 |
当社は携帯電話やパソコンなどの情報機器、自動車用電子部品、家電向けの半導体や各種コネクタの金型製造と、プレス製品の製造を一貫して行っている。電子部品業界では顧客ニーズの厳しさが年々増している。自動車部品関連市場など今後成長が期待される分野での受注拡大も課題となっていた。
抱えていた課題
やったこと
最新型のワイヤ放電加工機を導入した。新たな機械はワイヤのストローク幅が最大600mmで、従来機の450mmより大型の金型を扱える。水中で加工する浸水式で、複雑な形状にも安定して対応する。テスト加工を様々な条件下で繰り返し、品質・納期・コストの最適なバランスとなる設定値を調整した。金属の種類や加工条件ごとに異なる補正値のデータを蓄積してマニュアル化した。大型プレートを取り付ける治具を自社で開発・製作して段取り時間を短縮した。板厚50mmを超える大型異形部品のパンチ加工では、ワイヤテンションと仕上げ加工時の噴射流量を調整し、加工精度目標の±3μm以内を達成した。
金型製作工期は従来の30日/型から約24.6日/型に短縮し、目標の25日/型を超えた。コストは1型あたり43.4万円の減少となった。大型金型も1枚プレートで加工できるようになり、短納期・低コストで製造できる。熟練技能に頼っていた作業を、加工条件別の補正値データのマニュアル化によって新人作業者でも行えるようになり、人件費の軽減や安定した精度での量産にもつながった。
テスト加工を続けて、さらなる精度向上・納期短縮・コスト低減を目指す。既存受注品を新型機で製造して利益幅を増やすとともに、テスト結果を顧客へのアピールポイントとして新規受注の拡大につなげる。特に自動車関連部品を大きなターゲットとし、これまで扱いのなかった大型金型や部品製造に取り組む。
指名される会社になろう
公式の事例集より(原文のまま)
取引先の防振ゴムメーカーと同じCAD/CAMシステム(TOPSOLID)を導入し、データを共有できるようにした。
効果:生産計画の先行期間 1週→24週
装置の高さを2.5m以内に抑えた小型真空フライヤーを開発し、家庭用コンセントに接続して使えるようにした。
効果:装置全体の高さ 4m→2.5m
既存の油圧単能機で加工していた小ロット品を、自動供給付きのNC旋盤を導入して加工する工程に切り替えた。
効果:1時間当たりの生産能力 300個→90個