ものづくり補助金平成24年度岩手県

新型ワイヤー放電加工機導入による プレス精密金型の製作工期短縮

和田工業株式会社

成果金型製作工期 30日/型→24.6日/型

この事例のポイント

  • 電子部品業界の顧客から、高精度の金型を短納期かつ低価格で求める声が年々強まっている。
  • 最新型のワイヤ放電加工機を導入した。
  • 金型製作工期 30日/型→24.6日/型。金型製作工期は従来の30日/型から約24.6日/型に短縮し、目標の25日/型を超えた。

事業者のプロフィール

事業者名和田工業株式会社
所在地岩手県 岩手県下閉伊郡山田町
業種金属製品製造業
技術分野金型
従業員数105人
資本金9,500万円
設立1962年

事業の背景

当社は携帯電話やパソコンなどの情報機器、自動車用電子部品、家電向けの半導体や各種コネクタの金型製造と、プレス製品の製造を一貫して行っている。電子部品業界では顧客ニーズの厳しさが年々増している。自動車部品関連市場など今後成長が期待される分野での受注拡大も課題となっていた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 納期・工程電子部品業界の顧客から、高精度の金型を短納期かつ低価格で求める声が年々強まっている。
  • 人手・技能金型製造が熟練技能に頼りがちで、ベテランの作業を新人が行えるようにするための社内標準化が必要だった。
  • 販路・情報発信自動車部品関連など成長が期待される分野で受注を広げるため、大型金型などの製造能力を高める必要があった。

やったこと

最新型のワイヤ放電加工機を導入した。新たな機械はワイヤのストローク幅が最大600mmで、従来機の450mmより大型の金型を扱える。水中で加工する浸水式で、複雑な形状にも安定して対応する。テスト加工を様々な条件下で繰り返し、品質・納期・コストの最適なバランスとなる設定値を調整した。金属の種類や加工条件ごとに異なる補正値のデータを蓄積してマニュアル化した。大型プレートを取り付ける治具を自社で開発・製作して段取り時間を短縮した。板厚50mmを超える大型異形部品のパンチ加工では、ワイヤテンションと仕上げ加工時の噴射流量を調整し、加工精度目標の±3μm以内を達成した。

  • 加工機新型ワイヤ放電加工機ストローク幅最大600mm、浸水式

事業の効果

  • 金型製作工期 30日/型→24.6日/型
  • 大型金型プレート加工時間 208.53時間/型→153.2時間/型
  • 大型異形パンチ加工時間 5.5時間/個→3.1時間/個

金型製作工期は従来の30日/型から約24.6日/型に短縮し、目標の25日/型を超えた。コストは1型あたり43.4万円の減少となった。大型金型も1枚プレートで加工できるようになり、短納期・低コストで製造できる。熟練技能に頼っていた作業を、加工条件別の補正値データのマニュアル化によって新人作業者でも行えるようになり、人件費の軽減や安定した精度での量産にもつながった。

今後の展望

テスト加工を続けて、さらなる精度向上・納期短縮・コスト低減を目指す。既存受注品を新型機で製造して利益幅を増やすとともに、テスト結果を顧客へのアピールポイントとして新規受注の拡大につなげる。特に自動車関連部品を大きなターゲットとし、これまで扱いのなかった大型金型や部品製造に取り組む。

事業者の声

指名される会社になろう

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。