3次元曲面を取入れた鉛フリーメタルジグの試作開発
鉛が主流のオモリに対して、特許を申請できるほど新しい合金素材を開発した。
株式会社釜石電機製作所
| 事業者名 | 株式会社釜石電機製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 釜石市 |
| 業種 | 機械等修理業 |
| 技術分野 | 鋳造 |
| 従業員数 | 21人 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 設立 | 1962年 |
当社は電動機や電気設備のメンテナンス、電動機コイル製造、溶射加工を行っており、メンテナンスで培った溶射被膜技術を活かして、平成19年から光触媒事業を本格的に開始した。医療施設、学校、畜舎などに設置した空気浄化装置では、インフルエンザ感染発症者数や家畜の呼吸器系疾病の減少などの評価を得ていた。
抱えていた課題
やったこと
ガス分解能力評価システム(リアクター)を導入し、光触媒プレートの活性度を点検できるようにした。活性の低いプレートの原因は溶射室での異物付着と考えられたため、溶射室の浮遊異物対策を行った。製造した光触媒プレートは紫外線を24時間照射して洗浄してから筐体に組み込むことにした。湿式集塵装置を導入して溶射時に混入する異物を減らし、触媒活性の向上を図った。装置の能力検証は産業技術総合研究所と東北文化学園大学大学院に委託し、プレート枚数の決定や装置内外の気流の検証を行った。筐体デザインを変更した試作装置を9台製作し、高齢者施設、病院、幼児施設に設置して空気浄化を確認した。
新しい製品・サービス:光触媒式空気浄化装置「サンアールエコクリーン」の光触媒プレート部分などをユニット化し、工具を使わず簡単に脱着・メンテナンスできる改良製品
光触媒プレートなどの各機構をユニット化したことで、定期メンテナンスの簡易化と合理化が可能になった。試作機は従来装置よりも清浄能力が上がることが確認され、装置内外の気流も改善された。ユニット部分を交換・洗浄するメンテナンスサービスのビジネスプランの基礎を構築でき、設置環境に合った能力の装置を提案できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
電動機メンテナンスで培った溶射被膜技術を活かし平成19年から光触媒事業を本格開始したと書かれ、事業の一貫性は読み取れるが戦略上の位置付けは明記されていない。
溶射被膜技術で酸化チタンを均一に露出させる独自コーティング法を考案し、紫外線反応タイプを採用したとあるが、市場動向との関係や競合比較の記述は薄い。
定期メンテナンス時の脱着簡易化や交換部品のビジネス化を課題解決策として挙げているが、売上や付加価値の数値目標は書かれていない。
高付加価値や賃上げを実現する目標値は書かれておらず、成果もメンテナンス容易化の期待にとどまるため、わずかにうかがえる程度。
産業技術総合研究所、東北文化学園大学大学院、花巻市の企業との共同など外部機関との連携が具体的に書かれ、体制の一部はうかがえる。
医療施設・学校・畜舎での試験設置で感染者減少などの評価を得たとあり、ユーザー要望も反映しているが、顧客ターゲットの整理は薄い。
試作機9台製作や触媒洗浄メンテナンスの必要性検証など段階的な進め方は書かれているが、今後のスケジュールは大まかな記述にとどまる。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
酸化チタン光触媒は普及が限定的だった分野とされ、溶射被膜技術で能力を高めた独自装置として高水準の性能を目指した点が読み取れる。
医療施設、学校、畜舎での感染・疾病減少の評価や高齢者施設への設置が書かれ、社会的意義はうかがえるが、経済波及や雇用創出の記述はない。
補助金で湿式集塵装置を導入したとあるが、投入額に対する付加価値増加や費用対効果を示す数値は書かれていない。
ユニット化による脱着簡易化や再利用の取組は書かれているが、デジタル技術の活用や新しいビジネスモデルの具体的な貢献は薄い。
空気浄化や環境配慮の取組はうかがえるが、日本経済の構造転換に資する成長分野への進出とまでは読み取れない。
岩手県の企業として花巻市の企業と共同開発したとあり、地域連携は読み取れるが、地域の雇用や成長への効果は書かれていない。
光触媒式空気浄化装置の販売に加え、交換消耗部品やユニット部分の定期的な交換業務を委託する事業者の獲得を目指す。環境に配慮した再利用・再循環が可能な製品づくりを進め、装置を世界に向けてアピールしていく。
「楽界トップクラスの深有技術を用いて光角事業拡大を目指す」
公式の事例集より(原文のまま)
鉛が主流のオモリに対して、特許を申請できるほど新しい合金素材を開発した。
医師、患者、医療機器販売業者から既存機器の課題や改良点を聞き取り、その内容をもとに開発仕様を作成した。
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。