しょうゆ多品種少量生産体制の構築
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
株式会社及精鋳造所
成果出湯温度 1,480℃→1,499℃
| 事業者名 | 株式会社及精鋳造所 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 奥州市 |
| 業種 | 鉄鋼業 |
| 技術分野 | 繊維加工 |
| 従業員数 | 48人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1953年 |
当社は1916年(大正5年)創業の14代続く鋳物メーカーで、日用品から工業製品へと用途を広げ、自動車部品、建設機械部品、南部鉄器などを手がけている。キュポラと電気炉の両方を持つ全国でも珍しい鋳物工場だが、キュポラは冷風型だった。鋳物業界は原材料の品質のバラつきや材料費の値上がりなど厳しい環境にあり、キュポラ炉を持つ工場は少なくなっている。
抱えていた課題
やったこと
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。キュポラ炉頂から排出されるCO2とCOガスを燃焼させ、その熱で空気を熱交換器により高温に加熱する仕組みとした。小型炉に熱交換器を導入する試みは全国的にもほとんど例がなく、当社にとっても初めての試みだった。導入により出湯温度は冷風型の1,480℃から1,499℃に変わり、1,500℃ほどの高温を安定して確保できるようになった。厚さ3㎜が限界とされていた製品を2.5㎜まで薄肉化できることを確認した。
| その他 | 熱風装置付加キュポラ |
|---|
熱風操業により溶解効率が5.6%向上し、気温やコークスの燃焼率に左右されず安定して生産できるようになった。高温の確保によって生産性が向上し、高強度鋳鉄の生産プロセスが強化された。薄肉化も実現し、短納期や高品質が可能になったことで、大型エンジンや印刷機のメーカーなど取引先からの信頼が高まった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
大正5年創業で100年以上鋳物を続ける老舗とあり、キュポラ維持の方針が示されるが、事業計画との明確な位置付けは薄い。
原材料品質のバラつきや材料費高騰が課題と書かれ、熱風化で影響を受けにくくする点は読めるが、競争優位の記述は限定的。
冷風型は気温やコークス燃焼率に左右され生産量確保が難しかった課題を挙げ、熱風装置で溶解効率5.6%向上と具体的に記載。
溶解効率5.6%向上や厚さ3㎜を2.5㎜に薄肉化とあるが、付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
短納期・薄肉化・高品質で大型エンジンや印刷機メーカーの信頼を得ていると記載されるが、顧客ニーズの裏付けは薄い。
熱交換器の導入経緯は書かれるが、中長期の遂行方法やスケジュールは公開事例では読み取れない。
公開されている事例からは読み取れません。
小型キュポラでの熱交換器導入は全国的にほとんど例がないと書かれ、新規性がうかがえるが普及度の数値は示されない。
地域の鋳物業界の存続や伝統の維持に触れるが、波及効果や雇用創出の具体的数字は示されていない。
溶解効率5.6%向上や厚さ3㎜から2.5㎜への薄肉化など効果は示されるが、投入額との費用対効果は書かれていない。
CO2とCO排ガスを燃焼し熱交換器で空気を加熱する仕組みは書かれるが、デジタル技術やサプライチェーン貢献の記述は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
奥州市水沢の鋳物のまちで地域の鋳物業界に貢献したいと書かれるが、雇用や地域成長の数字は示されていない。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
当社の存続を支えている熱交換器を活かし、今後も地域の鋳物業界に貢献していきたいとしている。
どんなに優れたロボットでもベースは鋳鉄。伝統と先進技術をキュポラで支え続けたい
公式の事例集より(原文のまま)
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
光学式選別機と付帯設備を導入し、既存の選別ラインに光学式選別機をさらに1基追加設置して、素材ごとの選別が可能な設備ラインを整えた。
効果:単一素材再生ペレット生産量 0t→2,600t