高精度両頭フライス盤導入による生産能力拡大と顧客ニーズ対応
コスト削減と短納期、寸法対応を図るため、新規設備として両頭フライス盤を導入した。
株式会社佐々木鉄工ベンディング
成果1回あたりのパレットラック施工数 1倍→1.5倍
| 事業者名 | 株式会社佐々木鉄工ベンディング |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 三戸町 |
| 業種 | 鉄鋼業 |
| 技術分野 | デザイン,精密加工,製造環境 |
| 従業員数 | 60人 |
| 資本金 | 2,500万円 |
| 設立 | 1968年 |
当社は鋼材・銅板・特殊鋼等の曲げ加工による産業用ダクト、製缶、オイルタンクなどの金属製品の加工から塗装仕上げまでを行っている。現在の主力は金属製の物流パレットやパレットラックで、農作物、鮮魚加工場、工場など幅広い生産ラインで使われ、国内やASEAN諸国等で需要が伸びている。物流パレットは耐腐食性を高めるため最終工程で焼付塗装を行う。
抱えていた課題
やったこと
従来より大きい横幅5メートル、高さ4メートル、奥行き12メートルの大型高温焼付乾燥炉を導入した。この焼付乾燥炉は最大200度で焼付処理が可能で、メラミン樹脂に加えてアクリル樹脂やフッ素樹脂にも対応する。循環ファンと循環ダクトによって素材の温度を一定に保てるようにした。一度に焼付処理できる物流パレットの個数を増やし、大型施工物にも対応できるようにした。
新しい製品・サービス:フック、キャスター、アームを搭載した物流パレットの付加価値化を目指し、試作を行っている。
大型焼付乾燥炉の導入により、フッ素樹脂などの焼付が可能になり、高温多湿な東南アジア諸国の気候にも対応できる高耐候性の高付加価値な製品に仕上がった。一度に焼き付けられる個数が大幅に増え、パレットラックの1回あたりの施工数は1.5倍となり、20〜30セットの焼付塗装が実現した。これにより作業効率と生産性が向上し、リードタイムの短縮にもつながっている。現在は1日平均100〜130台程度のパレットラックを生産している。
高温焼付塗装による高耐候性を武器に、過酷な環境下での利用が想定される東南アジア諸国からの受注を増やし、これまで逸失していた売上の回収を目指す。フィリピン工場を東南アジア向け製品の生産拠点に切り替える方針である。
コスト削減と短納期、寸法対応を図るため、新規設備として両頭フライス盤を導入した。
木製什器の製造では、ベニヤ板や合板などを正確な寸法で切断するためパネルソーを導入した。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分