金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
株式会社平田鋳造
| 事業者名 | 株式会社平田鋳造 |
|---|---|
| 所在地 | 徳島県 徳島県板野郡上板町 |
| 業種 | 鉄鋼業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 9人 |
| 設立 | 1972年 |
低コスト・大量生産が必要な鋳物製品の受注は国内から海外へシフトし、不況もあって国内の鋳造工場は軒並み減少している。一方で国内企業では新しい技術や製品が次々と開発・誕生しており、それに合わせた試作品や新規部品の需要があるため、鋳物には充分な国内需要がある。
抱えていた課題
やったこと
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。砂処理の迅速化のためにバケットエレベータを導入し、バケット本来の容量分の砂をすくい取って次工程へ送れるようにした。クーリングドラムの外周に電気ヒーターを設置して外壁を暖め、粘りのある砂がドラム内壁に付着しないようにした。溶解効率を上げるために電気誘導炉とキュービクルを導入した。取鍋をパッチング材からキャスタブル耐火物に変更し、取鍋一式を自社で開発・設計・製作した。
| その他 | ステンレス製サンドビン |
|---|---|
| その他 | バケットエレベータ |
| その他 | クーリングドラム外周電気ヒーター |
| 加工機 | 電気誘導炉 |
| その他 | キュービクル |
| その他 | キャスタブル製取鍋(自社開発) |
新しい製品・サービス:多品種・小ロットの鋳造部品
電気誘導炉の導入により溶解効率が上がり、1日あたりの溶解量が増えた。バケットエレベータの導入で大量の砂を従来より迅速かつ効率よく処理できるようになった。クーリングドラムのヒーターにより砂の付着が減って作業者のメンテナンス負担が軽くなり、回収砂の品質も保たれて砂処理の効率化と高品質化が図られた。ステンレス製サンドビンにより、従来よりも安定した砂で造型できるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
長年の鋳造技術力を背景に多品種・小ロット対応へ向かう方向性は読めるが、過去の取組との一貫した経緯は詳しく書かれていない。
海外シフトや国内の試作・新規部品需要に触れるが、自社の強み・弱みと競争優位の関係は具体的に書かれていない。
課題として短納期対応と不良率、溶解効率、砂処理の遅れが挙げられ、設備更新で解決する流れは読めるが数値は示されていない。
付加価値額や賃上げの目標値は書かれておらず、1日当たり溶解量の増加が示される程度である。
従業員9人の体制は読めるが、補助事業を遂行する人材や事務処理体制の具体的な記述はない。
多品種・小ロットや試作・本製作の受注など顧客ニーズと選ばれる理由は示されているが、ターゲットの整理は薄い。
サンドビン、バケットエレベータ、ヒーター、電気誘導炉など工程ごとの導入内容と効果は示されるが、スケジュールは書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
鋳造の高付加価値化や高品質化に触れるが、分野の普及度や高価格化の水準は具体的に示されていない。
国内の鋳造工場が減る中で試作品や新規部品の需要があると述べ、地域雇用への貢献も示されている。
溶解量が増えたと記されるが、補助金投入額に対する付加価値や生産性の数値は示されていない。
先端的なデジタル技術やビジネスモデルの活用は書かれていないため、公開事例からは読み取れません。
日本経済の構造転換や成長分野への進出に関する記述は見当たらないため、公開事例からは読み取れません。
上板町の高齢者率の高さを踏まえ、地域の高齢者雇用を創出する目標が具体的に述べられている。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
若者だけでなく上板町の高齢者を雇用し、地域雇用に貢献できる工場を目指す。生産性と売上を上げて地域雇用に貢献していきたいとしている。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
3D CAD/CAMシステムを業者から導入し、最適なシステム端末の設定について検討・調整を行った。
効果:加工開始までにかかる時間を短縮(1/4以下)
旋盤とフライスの複合加工機(オークマ製)を導入した。
効果:加工時間(1個あたり) 7分→5.4分