金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
ハイプラ化成株式会社
成果樹脂注入時間 60分/個→10分/個
| 事業者名 | ハイプラ化成株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 岩手県 北上市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 溶射・蒸着 |
| 従業員数 | 37人 |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 設立 | 1979年 |
当社はトラック用エアデフレクター(風除け)などのFRP製品を手がけている。現在はスプレーアップ工法で受注生産しているトラック用エアデフレクターを、既存の発注メーカーから継続受注することが重要な課題だった。次期モデルの提案に向けて、製造方法の見直しが求められていた。
抱えていた課題
やったこと
VaRTM工法の一種であるLight RTM工法(簡易的VaRTM)でエアデフレクターを試作し、提案予定メーカーの要望を取り入れて新たなマスター型を製作した。キャビティ型とコア型を作り、4種類の樹脂を比較して粘性度や浸透性、硬化時間に優位性のあるものを選定した。コア型の樹脂注入口を4カ所、真空吸引口を両サイドに各1カ所とし、40個以上の試作を繰り返して位置を決めた。最適樹脂温度25度、型締め圧力-0.8気圧、樹脂吸引圧力-0.7気圧、樹脂注入圧力3気圧に設定し、樹脂注入時間を60分以上から10分に短縮した。補強部材の取り付けはオーバーレイ工法から接着工法に変更し、強度に不足がないことを確認した。
新しい製品・サービス:Light RTM成形によるトラック用エアデフレクター
Light RTM成形により、作業者の技能に関係なく品質の安定した製品を生産できるようになった。製品の表裏とも滑らかで美観が良くなり、板厚と重量のばらつきも抑えられた。作業時間は全工程で50分/個短縮され、従来工法より約5,000円/個の成形コストを削減した。また有害ガスの揮発が抑えられ作業環境が改善し、若手や女性社員も作業に携われるようになった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のスプレーアップ工法からVaRTM(Light RTM)へ転換し、同社のFRP製品の主軸と位置付けると明記。過去の受注生産品を起点にしている。
品質ばらつきや作業時間の課題は示されるが、市場動向や競合に対する自社の強みは具体的に書かれていない。
スプレーアップの課題を明示し、作業時間を175分/個に短縮、約5,000円/個のコスト削減と数字で示す。
作業時間50分/個短縮、成形サイクルを1回転/日から3回転/日へ向上と目標数値があり、受注先の次期モデル検討も得ている。
試作の実施体制は触れられるが、人材や事務処理能力を確保できているかは具体的に書かれていない。
品質の安定、美観の向上、若手や女性の作業参加を示し、既存発注メーカーからの評価を得ていると書かれている。
試作、量産性の実証、今後の受注提案や自動車内外装パネルへの展開など、段階的な進め方が示されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
FRP成形の一般的な普及度には触れていないが、従来工法より高品質化を図る点は読み取れる。
作業環境の改善や若手・女性の参加はうかがえるが、経済波及や雇用創出の国の関与理由は明確ではない。
約5,000円/個のコスト削減、50分/個の時間短縮と数字で費用対効果が示されている。
新しい成形法の採用は示されるが、デジタル技術やサプライチェーン全体のイノベーションへの言及は乏しい。
公開されている事例からは読み取れません。
岩手県北上市の地域企業である点は示されるが、地域の特性を活かした雇用創出の記述は薄い。
試作品のデータを従来製法で納品している発注メーカーに示したところ評価を得て、次期モデルの成形方法として検討されることになった。今後は既存発注メーカーへの提案を続けるとともに、自動車の内外装パネルや機械カバーなど他製品への展開も見込んでいる。現在スプレーアップ工法の製品をLight RTM成形へ順次転換する予定である。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
外径160ミリ、導体径0.8ミリのエナメル線で、巻線層数26層、巻数1,404回のコイル製作に成功した。
効果:巻線作業の工数 20分→5分