金型用圧縮バネ等の電着塗装化の試作と小型・多色対応可能な専用設備の開発
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
株式会社プラモール精工
| 事業者名 | 株式会社プラモール精工 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県 富谷市 |
| 業種 | プラスチック製品製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 従業員数 | 38人 |
| 資本金 | 7,000万円 |
| 設立 | 1983年 |
当社は金型設計製作と精密成形加工を主な事業としてきた。自社開発の「ガストース」は2010年の販売開始以来、認知が徐々に広まり、問い合わせが増えている。今後は自社製品の販売に注力し、「下請け体質」から「メーカー体質」への脱却を図る方針である。現在、自社製品の売上率は約50%を占めている。
抱えていた課題
やったこと
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。加工工程では超音波洗浄や研削を試し、さまざまな試作を通じて従来よりバリが出にくい製法を開発した。加工の最終工程に超音波洗浄機を導入し、製品を洗浄して開口率の向上を図った。試作品の開口部は目視で検証し、目標とする狭スリット部の開口率70%以上を確認した。
| 検査測定 | デジタルマイクロスコープ |
|---|---|
| その他 | 超音波洗浄機 |
デジタルマイクロスコープによる検証で、狭スリット部の開口率70%以上を確認できた。製法の改良により、従来よりバリが出にくくなり、開口部の性能が向上した。製品の性能向上に加え、顧客が同製品に対して一層の安心感や信頼感を抱くようになり、企業イメージの向上にもつながった。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
2010年から販売しているガストースの性能向上を図る取組で、自社開発製品の一貫した強化として位置付けられている。
自社製品の売上率が約50%とあるが、市場や競合に対する優位性の分析は記載がない。
狭スリット部の開口率を目標70%以上とし、バリの課題に対して製法改良と超音波洗浄を実施したと具体的に書かれている。
目標の開口率70%以上を試作品の検証で確認したと記載があり、5年後に売上を5倍にする目標も示されている。
従業員38人や設立年は書かれているが、補助事業を担う人員や事務体制の具体的な記述はない。
ガス抜きピンとしての用途、排気率向上による不良低減、低圧無停止成形への貢献などが書かれ、顧客への価値はある程度読み取れる。
講演会、見学会、海外進出などの施策は書かれているが、補助事業の遂行スケジュールや課題解決の段取りは具体性が薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
プラスチック射出成形のガス抜きピンという分野で、狭スリット加工の高精度化に取り組んでいる点は読み取れる。
海外展開や製造業の下請け体質からの脱却はうかがえるが、国が補助する積極的な波及効果の記述は乏しい。
補助金額や付加価値額の増加に関する数字はなく、費用対効果はわずかにうかがえる程度である。
狭スリット加工の精度向上は技術革新だが、デジタル技術の活用やサプライチェーンへの貢献は限定的にしか書かれていない。
成形工場の革新や低圧無停止成形への貢献が言及されているが、日本経済の構造転換との関係は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
5年後に現在の売上を5倍に伸ばすことを目標としている。自社製品の販売に注力し、2016年からはベトナムでの販売を皮切りに海外市場への進出を進めている。
水溶性の塗料に電気を流して金属の代わりに塗料を付ける、めっきと同じ原理の電着塗装を導入した。
セラミックフィルターの採用による溶湯の清浄化、溶湯保持状態での脱ガス処理の改善、真空ダイカスト法の採用と改善を行った。
効果:歩留り 55%→90%
ダイス内面形状測定装置を導入し、ダイス内部形状を数値的に測定できるようにした。