回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
エクトム株式会社
成果密度がJIS規格の95%以上を保つ高精度な成形体となった
| 事業者名 | エクトム株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 青森県 五所川原市 |
| 業種 | 生産用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 精密加工 |
自動車用過給機の需要は増加傾向にあり、特に欧州ではダウンサイジングやクリーンディーゼルの普及に伴い過給機装着が主流となっている。国内でも軽自動車の馬力を補える過給機の需要が高い。
抱えていた課題
やったこと
過給機のスロットル調整部品を対象に、MIM(金属粉末射出成形)技術で試作開発を行った。試作金型の設計・製作では、MIM製法の材料であるSUS316Lとバインダーの割合から収縮率を検討して金型を設計し、高性能CAMソフトでツールパスの最適化、加工時間の短縮、精度向上を図った。MIM製法による試作では数パターンの成形条件で射出成形を行い、真空脱脂焼結炉で脱脂・焼結を実施した。試作品の検証後、修正用データを基に測定値が公差に収まるよう金型を調整した。
新しい製品・サービス:MIM製法による過給機スロットル調整部品の試作品
MIM製法の焼結工程で発生する収縮に対し適正な成形条件を絞り込んだ。検証では公差から外れることなく高精度であることを確認し、軸部の中心の幾何公差については2次加工で対応することとした。試作品の強度はほぼ鋼材SUS316Lに近い値が得られた。三次元形状測定器等の導入により高さや曲面等の詳細な測定が可能となり、金型調整工程の時間短縮と品質の安定化を果たした。
自動車用過給機の需要は増加傾向にあり、国内メーカーも年間1,000万台の計画で製造ラインを増強している。本事業の成果物は生産増強が見込まれる製品と捉えており、受注拡大を見込んでいる。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
当社特注仕様の最新鋭機種である大型マシニングセンターMM2000を導入した。
効果:試作品の加工時間 320分→260分