ものづくり補助金平成24年度秋田県

光学機器用カバーのシボリエ工程削減による低コスト化の実現

株式会社カミテ

成果光学機器用カバーの加工工程数 3工程→1工程

この事例のポイント

  • 光学機器メーカーからのコストダウン要請に応えるため、加工の工程数を削減することが課題となっていた。
  • 1つの機械で工程を分けられ、複数の動きが可能なサーボプレス機を導入した。
  • 光学機器用カバーの加工工程数 3工程→1工程。光学機器用カバーの加工工程を3工程から1工程に削減することを実現した。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社カミテ
所在地秋田県 鹿角郡小坂町
業種金属製品製造業
技術分野金属プレス加工
従業員数38人
資本金6,000万円
設立1988年

事業の背景

1988年に設立され、金型製作から始めて現在はプレス金型の設計製作とプレス加工を一貫して行う企業である。主に医療機器部品を多数生産し、常に新しい技術の研究開発を続けている。加工できる材料は、最小肉厚0.08mmのプレス加工から、鉄、ブリキ、ステンレス、アルミ、洋白、リン青銅など幅広い。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算光学機器メーカーからのコストダウン要請に応えるため、加工の工程数を削減することが課題となっていた。
  • 生産能力従来のプレス加工機は加工速度や加工力があらかじめ決まっているため、低速動作と高速動作を両立させることが難しく、コストダウンの阻害となっていた。

やったこと

1つの機械で工程を分けられ、複数の動きが可能なサーボプレス機を導入した。サーボプレス機の性能を生かすプロセスを確立し、工程数や金型の消耗などを改善して低コスト化を目指した。光学機器用カバーのシボリ工程では、通電加熱で材料を軟化させてシボリを容易にした。納入先で試作品の評価を行い、合格評価の認定を受けて3部品について新規の取引につなげた。

加工機サーボプレス機

事業の効果

  • 光学機器用カバーの加工工程数 3工程→1工程

光学機器用カバーの加工工程を3工程から1工程に削減することを実現した。通電加熱により材料を軟化させ、シボリを容易にすることも実現した。納入先での試作品評価で合格評価の認定を受け、3部品について新規の取引を得ている。工程削減によって加工コストの低減が見込まれる。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.4 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性60%
  • これまでの取組との一貫性2

    1988年設立で金型製作から始め、プレス加工を一貫して行う点はうかがえるが、経営戦略上の位置づけは書かれていない。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性3

    光学機器メーカーからのコストダウン要請に応えるため工程削減が必要とあり、外部要請への対応は読み取れるが、市場動向や競争優位の記述は薄い。

  • 課題の認識と解決4

    課題は工程数削減と低速・高速動作の両立困難と具体的に認識され、サーボプレス導入で解決を図る計画が示されている。

事業の実現可能性52%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    光学機器用カバーの3工程から1工程への削減が成果として示されるが、付加価値や賃上げの目標値は書かれていない。

  • 事業を進める体制3

    従業員38人、納入先での試作品評価や合格評価の認定を得たとあり体制の一端はうかがえるが、人材や事務処理体制の具体記述は薄い。

  • 顧客とニーズの裏付け4

    医療機器部品を多数生産し、0.08mmの最小肉厚や多様な難加工材に対応できる点など、選ばれる理由が具体的に読み取れる。

  • 事業化までの道筋3

    通電加熱による軟化やサーボプレス導入の手順は示されるが、中長期のスケジュールや検証計画の記述は少ない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性40%
  • 新しさ・高付加価値2

    光学機器用カバーのシボリ工程削減が示されるが、分野の普及度や高付加価値化の水準を示す記述はわずかである。

公的補助の必要性47%
  • 波及効果・雇用2

    光学機器メーカーのコストダウン要請への対応とあるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する理由は書かれていない。

  • 費用対効果3

    工程数3から1への削減という成果が数字で示されるが、補助金投入額に対する付加価値増加の記述はない。

  • イノベーションへの貢献2

    サーボプレスや通電加熱の活用はうかがえるが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は書かれていない。

政策面30%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及2

    秋田県鹿角郡の企業とあり地域立地はうかがえるが、地域特性を活かした雇用や成長への言及は読み取れない。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。