南部鉄器の表面処理プロセスの強化による納期短縮化
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
株式会社諏訪田製作所
成果外部委託していた従前と比較すると、3分の1まで期間短縮できた。
| 事業者名 | 株式会社諏訪田製作所 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県 三条市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 従業員数 | 51人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1974年 |
当社既存のネイルニッパーは切れ味は抜群だが携帯には不向きで、プロの職場や家庭に置かれたままになっていた。携帯つめ切りの市場は折り畳む「クリッパー」型が中心で、切れ味の良いニッパー型の携帯品は世界で初の試みとなる。現在のつめ切り市場は性能・品質・デザインで大差がなく、安価な海外製品か国産のミドルレンジ品が多く、高級品市場は良いものを長く使うライフスタイルへの変化により伸びている。
抱えていた課題
やったこと
3Dプリンターを導入し、デザイン検討と機構・構造解析を現物に近い形で行えるようにした。NC旋盤機とサーボプレス機による部品試作、マシニングセンターによる形状試作、組み立て・仕上げ加工試作を行い、3Dスキャナーで再解析してフィードバックを繰り返した。携帯用の新型ネイルニッパーとして、ハンドル部分に軽量な素材と形状を採用し、既存のつめ切りより軽量化した。
| その他 | 3Dプリンター |
|---|---|
| 加工機 | マシニングセンター |
| 加工機 | NC旋盤機 |
| 加工機 | サーボプレス機 |
| 検査測定 | 3Dスキャナー |
新しい製品・サービス:携帯用新型ネイルニッパー「マスターピースコレクション」
3Dプリンターにより完成度の高いサンプルを作れるようになり、問題点の把握が容易になった。マシニングセンターなどで設計部門も自社で行えるようになり、最適な形状を選定でき、技術者の習熟高度化にも繋がった。開発期間は外部委託時と比べ3分の1まで短縮された。新製品は軽量化に成功し携帯性が向上し、金属ではない素材のハンドルという新しい付加価値も提供している。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
既存のネイルニッパーの切れ味や定評に触れるが、過去の取組との一貫性や経営戦略上の位置付けは明示されていない。
携帯品は世界初の試み、中国製や国産ミドルレンジとの比較で市場分析が書かれ、強みとの関係がうかがえるが具体的な数値は乏しい。
既存ユーザーの不便や注文後2〜3か月待ちという課題認識があり、月産30〜50個から新設備で増産する方針が書かれている。
月産数の引き上げを目指すとあるが、具体的な目標数値や付加価値額、賃上げの目標は示されていない。
設計を外部委託から自社で行えるようになり、社内デザイン・製造部・開発チームの役割分担が記載されている。
軽量で携帯できる点、金属の冷たさや滑りにくさの解消、天然木など7種類の展開、ネイルサロンや個人顧客の人気が具体的に書かれている。
設計から試作、再解析、試作品検討までの工程が段階的に記載され、開発期間を3分の1に短縮した実績も示されている。
公開されている事例からは読み取れません。
携帯用ニッパー型は世界初の試みで、高級つめ切り市場で高付加価値を狙う点が具体的に書かれている。
既存顧客の買い替えや新規需要の掘り起こしは書かれるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する理由は明示されていない。
3Dプリンター導入で開発期間を3分の1に短縮したとあるが、補助金投入額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
3Dプリンターやマシニングセンターを使った設計の内製化が書かれ、デジタル技術の活用は読み取れるが、サプライチェーンへの貢献は不明。
公開されている事例からは読み取れません。
新潟県三条市の事業者であることや「2017年にいがた百年物語」選定の記述はあるが、地域経済の牽引に関する記載は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
今後は新設備を導入し月産数を引き上げ、注文から納品までの待ち期間への対応を図る。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
UVインクジェットプリンター、寸法測定器、色差測定器等を導入し、機器メーカーの協力のもと機器使用技術を習得した。
水菓子用新容器のデザインを金沢美術工芸大学との産学連携で開発し、中間プレゼンテーションで27デザインの提案を受けて絞り込んだ。