ものづくり補助金平成24年度秋田県

自社発酵技術を活用した加工品の製造・販売(未来へつなぐ秋田の味)

小玉醸造株式会社

この事例のポイント

  • 食に対する消費者ニーズの変化(簡便、安心・安全、健康志向)に対応した商品が不足していた。
  • 自社の発酵技術を活かし、味噌・醤油・清酒の醸造3品を主な原材料として、二次加工食品の技術を取得した。
  • 小ロットで多品種の二次加工品を開発できるようになった。

事業者のプロフィール

事業者名小玉醸造株式会社
所在地秋田県 潟上市
業種食料品製造業
技術分野めっき
従業員数56人
資本金9,000万円
設立1879年

事業の背景

1879年(明治12年)creation of the company as a miso and soy sauce maker in Akita Prefecture, with the largest production volume in the prefecture. The company has won several Minister of Agriculture awards, and in 1985 received the Emperor's Cup at the Agriculture and Forestry Festival, the first such award for a processed food product and private company. It also brews sake, including the brand Taihei-zan, which has won gold medals at national sake competitions and continues a labor-intensive raw-material brewing method.

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術食に対する消費者ニーズの変化(簡便、安心・安全、健康志向)に対応した商品が不足していた。

やったこと

自社の発酵技術を活かし、味噌・醤油・清酒の醸造3品を主な原材料として、二次加工食品の技術を取得した。加熱攪拌機や少量容器に対応できる摘機(つめき)を導入し、玄米麹味噌やもろみ酢などの麹を利用した商品を含め、めんつゆ、だし、漬物などの複数の試作品を開発・製造した。

加工機加熱攪拌機
加工機摘機(つめき)

新しい製品・サービス:小ロット多品種の二次加工品(めんつゆ、酒々だし、白だし、大根・キュウリのみそ風味漬物など)

事業の効果

小ロットで多品種の二次加工品を開発できるようになった。デラミボトルの採用により日持ちの効果が向上した。現在の食文化にあわせた商品として、めんつゆ、酒々だし、白だし、みそ風味漬物などを新たに展開し、高付加価値のプレミアム商材で新たな市場の顧客獲得を目指す。

審査の観点ごとの評価

いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています

観点の平均2.3 / 5

出典:公募要領 p.44(審査項目)

経営戦略との整合性73%
  • これまでの取組との一貫性4

    明治12年創業から味噌・醤油・清酒の醸造を手がけ、発酵技術を活かした二次加工品開発は過去の取組との一貫性が読み取れる。

  • 強み・弱みを踏まえた優位性4

    「簡便」「安心・安全」「健康志向」という消費者ニーズの変化と、自社の発酵技術という強みを踏まえた商品開発だと書かれている。

  • 課題の認識と解決3

    新たな市場開拓が目的と示されるが、現状の課題や事業計画の具体的な解決策の記述は薄い。

事業の実現可能性40%
  • 付加価値・賃上げの目標2

    高付加価値の創出や賃上げに関する目標値は書かれておらず、わずかにうかがえる程度。

  • 事業を進める体制2

    従業員数56人は書かれているが、補助事業を遂行する体制や担当の記述は見当たらない。

  • 顧客とニーズの裏付け3

    プレミアム商材で高付加価値商品市場の顧客獲得を目指すとあるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。

  • 事業化までの道筋2

    試作品の開発と製造を行うとあるが、スケジュールや課題の解決方法は書かれていない。

  • 財務と資金の調達1

    公開されている事例からは読み取れません。

新市場性・高付加価値性60%
  • 新しさ・高付加価値3

    プレミアム商材として高付加価値化を図る方向性は示されるが、分野の普及度や高価格化の水準は数字で示されていない。

公的補助の必要性27%
  • 波及効果・雇用2

    「未来へつなぐ秋田の味」として地域の伝統的な味を守る方向性はうかがえるが、波及効果や雇用創出の記述はない。

  • 費用対効果1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • イノベーションへの貢献1

    公開されている事例からは読み取れません。

政策面40%
  • 成長分野への進出1

    公開されている事例からは読み取れません。

  • 地域経済への波及3

    秋田県内一の生産量を持つ地域の醸造会社として、伝統的な秋田の味を加工品に活かす地域性が読み取れる。

5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。

業種と困りごとが近い成果事例

宮城県平成24年度

超抗菌ニッケルめっきの事業化

神戸製鋼所の抗菌めっき技術を導入し、自社で性能検証を行ったうえで、試作設備(100L槽と付帯設備)を設置・稼働させた。

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。