価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
秋田丸善繊維株式会社
成果裁断能力 1倍→2倍
| 事業者名 | 秋田丸善繊維株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 秋田県 大館市 |
| 業種 | 繊維工業 |
| 技術分野 | 塗装 |
| 従業員数 | 77人 |
| 資本金 | 1,500万円 |
| 設立 | 1969年 |
秋田丸善繊維は難素材にも対応する縫製技術を持つ繊維事業者で、国内の高級婦人服ブランドを手掛けている。かつてはブラウス専門工場として一定の地位を得ていたが、トレンドサイクルの短期化や消費志向の変化に対応し、ドレス、ワンピース、ジャケット、コート、ブラウス、スカートなど幅広いアイテムに対応するようになった。消費者ニーズの変化により多品種少量の受注が増加している。
抱えていた課題
やったこと
検反装置付き小型縮絨機を導入し、検反能力を高めて生地不良の見落としをなくし、延反の作業効率も向上させた。縮絨工程を内製化したことで外注先への生地運搬が不要となり、作業時間を短縮し外注費を抑制した。裁断能力が従来比2倍となる最新の自動裁断機を導入し、素材や生地の厚さに応じて吸引搬送速度や裁断速度を調整して最適な条件を設定した。これにより裁断時間を従来比約50%短縮可能とした。
検反から裁断までの時間が大幅に短縮し、縫製の生産性が向上した。多品種少量の受注にも短納期で対応できるようになった。縮絨機を自社で調整できるようになり、生地の織り目曲がりを自社で修正することが可能になった。外注費も抑制された。今後は生地不良発生時の時間短縮にも取り組む。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
ブラウス専門工場から多品種対応へ移行した経緯が書かれ、過去の取組との一貫性がうかがえる。
トレンドサイクルの短期化や消費志向の変化という外部環境と、難素材や感性表現に強みがあることが書かれている。
裁断が作業量の約3割を占めボトルネックだと特定し、従来比2倍の自動裁断機で時間を約50%短縮したと数字で示されている。
裁断時間約50%短縮は示されるが、付加価値額や賃上げの目標値は記載されていない。
従業員77名の体制や、外部講師を招いた修正技術の指導が書かれているが、事務処理能力などの詳細は薄い。
国内の高級婦人服ブランドを顧客とし、仕様書にない感性を表現できる点が選ばれる理由として書かれている。
今後の活動予定は外部講師による指導の継続程度で、スケジュールや課題解決の方法は具体的に書かれていない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
難素材への対応や高級品の受注が書かれるが、ジャンルの普及度や高価格化の数値的根拠は示されていない。
外注削減や社内雇用の維持が述べられるが、経済波及や社会インフラへの効果は具体的に書かれていない。
外注費抑制や裁断時間約50%短縮は読み取れるが、投入額と付加価値増加の関係は示されていない。
デジタルミシンやレーザーマーカーによる柄合わせ、縫製データ共有が書かれているが、業界全体への貢献は示されていない。
ファッション業界の変化に対応する取組は書かれるが、日本経済の構造転換に資する分野への進出は読み取れない。
大館市に立地し従業員の雇用を担うことは書かれるが、地域の特性を活かした付加価値創出の具体性は薄い。
今後は生地不良発生時の時間短縮に加え、外部の支援を活用して経営力強化につなげていく方針である。
繊維ファッション業界はトレンド変化が速く、自助努力だけでは先を見越した対応が遅れがちになる。自社単独では時間やコストの面で対応が難しい場合もあるが、外部の支援を有効に活用し、経営力強化に繋げていきたい。
公式の事例集より(原文のまま)
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
これまで廃棄していた砂を回収し、今回導入した再生装置で砂のまわりと表面を綺麗にして再利用できるようにした。