ものづくり補助金平成24年度山形県

リサイクル性に優れた鋳型を用いた高機能鋳鉄の多品種少量生産体制の確立

株式会社柴田製作所

この事例のポイント

  • 毎回の試作で使った砂を廃棄しており、産業廃棄物として処理費用がかかっていた。
  • これまで廃棄していた砂を回収し、今回導入した再生装置で砂のまわりと表面を綺麗にして再利用できるようにした。
  • 3年目の現在、担当者2名を配置して毎日稼働しており、回収も当初の目標どおりほぼ全量を回収している。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社柴田製作所
所在地山形県 山形市
業種金属製品製造業
技術分野鋳造
従業員数58人
資本金2,000万円
設立1962年

事業の背景

株式会社柴田製作所は、トラックの部品、印刷機、バルブ用部品、建設機械部品などの高機能鋳鉄の製造と機械加工を手がけている。工場の人造型機は1個からの受注にも対応し、超多品種少量生産が強みである。一方、単品の試作部品は手込めで鋳型を造っており、毎回砂を捨てていた。工業界全体では簡単な部品製造が海外工場に移り、国内に残るのは材質のグレードが高いものや高い技術を要するものになっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算毎回の試作で使った砂を廃棄しており、産業廃棄物として処理費用がかかっていた。
  • 生産能力手込め(手作業)で造型する試作部門は、自動機と同じように多品種少量生産体制を確立できていなかった。
  • 品質・精度鋳型強度が不足するという課題があった。
  • コスト・採算砂を廃棄し続けることは、環境面での負荷にもなっていた。

やったこと

これまで廃棄していた砂を回収し、今回導入した再生装置で砂のまわりと表面を綺麗にして再利用できるようにした。再生砂を用いて高強度の鋳型を製作し、手込め部門でも多品種少量生産に対応できる体制を整えた。試作を製作するたびに発生していた砂を回収する仕組みを作り、回収量はほぼ当初の目標どおりとなった。

事業の効果

3年目の現在、担当者2名を配置して毎日稼働しており、回収も当初の目標どおりほぼ全量を回収している。廃棄していた砂をリサイクルすることで生産量が上がり、産業廃棄物の廃棄費用がかからなくなった。地球環境への負荷も低減した。再生砂による高強度鋳型で、これまでの鋳型強度不足の課題も解決した。

今後の展望

工業界全体で現地生産・現地調達が進み、国内には材質のグレードが高いものや高い技術を要するものが残る。手込めでは海外工場ではできない非常に複雑な試作品に取り組み、営業の幅を広げていく。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。