回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
泰成株式会社
成果生産数(日産) 3,000個/日→10,000個/日
| 事業者名 | 泰成株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 長野県 駒ヶ根市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 機械制御 |
| 従業員数 | 35人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 設立 | 1969年 |
泰成株式会社は1962年創業で、乾式二重床の製品開発・製造・販売を一貫して行い、国内シェアは40〜50%。建築物のリフォーム・リニューアル市場が大きく成長しており、天井高確保のニーズからマンション・戸建て住宅のリフォーム向けの超低床型製品の需要が高まっていた。生産拠点は3カ所に分散していた。
抱えていた課題
やったこと
平成30年度補正ものづくり補助金を活用し、3カ所に分散していた生産拠点を集約する新工場を建設し、超低床型製品の自動製造ラインを構築した。新たな支持脚組立機を導入し、手作業で対応していた超低床用支持脚の製造工程を自動化した。新工場に集約した技術者のOJTやQC活動を強化し、技術の伝承・共有を行って多能工化を図った。
| 加工機 | 超低床用支持脚組立機(超低床型製品自動製造ライン) |
|---|
新ラインの導入により超低床型製品の日産数が約3,000個から10,000個に増加し、生産性が大きく向上した。手作業工程がなくなったため、均質な製品づくりと歩留まり向上が可能になった。新工場に集約した技術者の多能工化により、人材不足が進む中でも工場全体の生産性向上を実現する取り組みを進めている。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
乾式二重床のパイオニアとして1962年創業、1968年の防振型根太受け金具など研究開発の歴史が記載され、事業との一貫性がうかがえる。
国内シェア40~50%、首相官邸や六本木ヒルズへの採用など市場での強みが具体的に記載されている。
手作業が多く生産数が少ない課題を認識し、日産約3,000個から10,000個への増産を目標とした自動製造ライン構築が記載されている。
日産3,000個から10,000個への増加と歩留まり向上の目標が数字で示され、導入後の成果も記載されている。
新工場に技術者を集約しOJTやQC活動で多能工化を図る体制が書かれているが、人員数などの具体性は薄い。
リフォーム需要の取り込みや天井高確保のニーズ、防振・遮音性能などの製品の価値が具体的に記載されている。
新工場建設と自動製造ライン構築、OJT・QC活動強化という進め方は書かれているが、スケジュールの詳細は薄い。
公開されている事例からは読み取れません。
乾式二重床の国内シェア40~50%という高いシェアを持ち、超低床型製品で高水準の市場地位を示している。
リフォーム市場の成長や人材不足の中での生産性向上に触れているが、国が補助する積極的な理由は明示されていない。
生産数が約3倍になり歩留まりも向上すると書かれているが、補助金額に対する費用対効果は記載されていない。
自動製造ラインの導入はあるが、先端的デジタル技術やサプライチェーンへの貢献は明確に書かれていない。
リフォーム市場の大きな成長に触れているが、日本経済の構造転換への言及は明確ではない。
駒ヶ根市の企業であることはうかがえるが、地域の特性を活かした雇用創出などの記述は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
顧客ニーズに対応する「現場力」の向上に注力し、中央自動車道やリニア中央新幹線を活かした新たな仕組みづくりを行い、さらに大きな市場の開拓を目指している。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
旋削加工とマシニング加工を一台で行える最新型マシニングセンタ(複合加工機)を導入した。
効果:半導体装置のフッ素樹脂部品20個の加工所要時間 1,310分→950分
制御基板の試験を自動化するため、基板検査装置を開発し、手作業で行っていた測定端子の接続や測定値の読み取りを自動化する。
効果:測定工数は予定通り約半分以下の時間となった