ものづくり補助金平成24年度山形県

回転式抜根洗浄機の試作

株式会社渡会電気土木

この事例のポイント

  • 建設現場や土木工事現場から出る抜根は、土が付いたままでは原料にできず、洗浄する装置が社内になかった。
  • 木の根を洗浄する回転式抜根洗浄機を試作開発した。
  • 試作した回転式抜根洗浄機は、現在まで実証試験を行ってきたが特に問題は起きていない。

事業者のプロフィール

事業者名株式会社渡会電気土木
所在地山形県 鈴岡市
業種土木
技術分野動力伝達
従業員数195人
資本金4,100万円
設立1972年

事業の背景

平成13年よりペレットを製作しており、当初は黒松を使用していた。他の材料でもできないかと試行錯誤する中で、建設現場や土木工事現場で不要になった抜根(木の根)を有効活用する取り組みを進めてきた。これまで抜根は産業廃棄物として埋める等の処理をしてきた。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術建設現場や土木工事現場から出る抜根は、土が付いたままでは原料にできず、洗浄する装置が社内になかった。
  • 人手・技能抜根は大きさが不揃いで、石なども含んだまま持ち込まれるため、ある程度大きさを揃える必要があった。
  • 品質・精度洗浄時に急激なトルク変動や衝撃荷重が加わり、動力伝達部の耐久性が課題となっていた。

やったこと

木の根を洗浄する回転式抜根洗浄機を試作開発した。昔からある芋洗い機の原理を利用し、大きさを揃えた木を丸い筒状の洗浄機に入れて回転させながら、蓄えられた水で洗浄する構造とした。動力伝達部のモーター部分に緩衝機構を設け、急激なトルク変動や衝撃荷重を減じることで、耐久性の高い抜根洗浄機を開発した。今回のものづくり補助金を活用して試作開発と設備投資を行った。

新しい製品・サービス:回転式抜根洗浄機

事業の効果

試作した回転式抜根洗浄機は、現在まで実証試験を行ってきたが特に問題は起きていない。これまで廃棄されていた抜根をリサイクルしてペレットとして再利用できるようになった。洗浄した木をペレットにすることで化石燃料ではないエネルギーとなり、地球温暖化の防止につながる。今後は回転式抜根機を販売し、各地域に広げていく予定である。

今後の展望

今後は回転式抜根機を販売していく。木が産業廃棄物となりリサイクルを必要としている分野や、地産地消が基本となる産業廃棄物処理の分野で、各地域に広がれば様々な展開が望める。ペレットは化石燃料より価格が安定しており、環境面でも需要の拡大が期待できる。抜根は土壌改良剤としても活用していき、地球環境に貢献する。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。