価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
株式会社アルプスエンジニアリング
成果エア消費量 609立方メートル→175立方メートル
| 事業者名 | 株式会社アルプスエンジニアリング |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県 浜松市 |
| 業種 | はん用機械器具・生産用機械器具・業務用機械器具 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 70人 |
| 資本金 | 8,500万円 |
| 設立 | 1975年 |
マイクロブラストは、数ミクロンから数十ミクロンの微細な加工を均一に行える技術で、同社は世界に先駆けて実用化に成功した。近年は半導体関連や電子部品の材料としてガラスやセラミックスなどの新素材が台頭し、新しい加工法としてマイクロブラストが脚光を浴びている。同社のマイクロブラスト事業は直近数年、年間30〜40%増と高い成長を続けてきた。
抱えていた課題
やったこと
加工環境の影響を取り除くため、装置を環境管理ブースで覆い、天候などの外部要因に左右されない構造とした。研磨材を噴射するノズルは口径の異なる2種類を比較し、径の小さい方を採用した結果、エア消費量を約4分の1に抑えた。さらに機械精度を高めることで、大きい径とほぼ同等の加工速度を実現できることも確認した。従来の全体に吹き付ける方式から、加工が必要な部分だけに研磨材を集中して吹き付けるNC駆動方式に変更した。量産対応を想定してノズルは4本とし、1つのブースに複数台の装置を導入できるようにした。
新しい製品・サービス:NC制御により省エネルギーと高精度加工を両立させた、高効率・省電力マイクロブラスト装置。
NC駆動方式により加工時間とエア消費量を大幅に削減し、装置1台当たり約70%のエア消費量削減と電気料金の削減が期待できる。生産性が高く作業環境の良い設備と安定した工程が確立し、特殊強化ガラス基板の試作では加工時間が約3分の1に短縮された。外販せず自社で装置を持ち受託事業として展開することで、技術の優位性を維持しながら事業拡大を図る方針である。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
マイクロブラストはリーディングカンパニーとして従来から手がけてきた事業で、年間30〜40%増と成長を続けてきたと記載があり、経営上の位置付けが明確に読み取れる。
半導体・電子部品材料のガラスやセラミックスの需要拡大を外部環境として挙げ、自社の強みとして装置の外販をせず自社受託で優位性を保つ方針が示されている。
温湿度による不良率上昇やエア消費量の課題を認識し、NC駆動化で加工時間とエア消費量を大幅に削減、特殊強化ガラス基板の加工時間を約3分の1に短縮と具体的に記載。
エア消費量を約609から約175立方メートルへ、装置1台あたり約70%削減する見通しなど数値はあるが、付加価値額や賃上げの目標値は書かれていない。
開発陣が技術検討会で議論していることや、ブラスト室を改修し平成○年中に完成させる計画が書かれているが、人材や事務体制の具体的記述は薄い。
半導体関連メーカーからの受託事業として展開し、顧客の要求高度化に応える点は示されるが、顧客ターゲットの整理や選ばれる理由の詳細は薄い。
初年度に開発機2台、5年後に14台設置する段階的計画と、NC経路の重複による寸法精度低下という課題と解決の方向性が記載されている。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
マイクロブラストは世界に先駆けて実用化された技術で、年間30〜40%増と成長し、既存の同分野で高水準の高付加価値化を図る内容と読み取れる。
半導体・電子部品材料の新しい加工法として脚光を浴びていると記載はあるが、国が補助する理由となる雇用創出や波及効果の具体的記述は少ない。
エア消費量を約70%削減し電気料削減も期待できるとし、加工時間を約3分の1に短縮と具体的な効率化効果が数字で示されている。
NC制御による省エネ・高精度化は示されるが、サプライチェーンやローカルイノベーションへの貢献について明示的な記述は薄い。
半導体関連材料の需要拡大に乗る事業とはうかがえるが、日本経済の構造転換への言及は書かれていない。
浜松市や鹿児島工場での事業展開が書かれ地域拠点を活かす様子はうかがえるが、地域経済の牽引や雇用創出の具体的記述は薄い。
初年度は開発機を2台設置し、5年後には14台を設置して事業拡大を図る計画である。本社工場の一角をブラスト室として改修し、平成の年内に完成させる予定である。鹿児島工場の増強も計画している。
マイクロブラストのリーディングカンパニーとして、他社に対しアドバンテージを維持していきたい
公式の事例集より(原文のまま)
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
複雑な形状の部品を認識・適応する塗布技術を確立するとともに、急速乾燥機構と色及び色ムラを認識評価する機構を構築し制御した。