ものづくり補助金平成24年度福島県

酒粕を活用したプレミアム料理酒の開発

合名会社大木代吉本店

この事例のポイント

  • 日本酒製造の副産物である酒粕は活用が進んでおらず、その旨味成分を生かす方法が課題である。
  • 日本酒製造の副産物である酒粕を圧搾する際にアルコール分を極限まで除き、そこに含まれる旨味成分を溶け込ませて濃縮タイプの料理酒を開発した。
  • 既存商品の強みを生かしつつ、和食・洋食・中華・デザートにも合う新規性と差異性を備えた料理酒を生み出した。

事業者のプロフィール

事業者名合名会社大木代吉本店
所在地福島県 矢吹町
業種飲料・たばこ・飼料製造業
技術分野高機能化学合成
設立1865年

事業の背景

慶応元年(1865)創業の醸造元で、新酒・清酒の品評会で数々の受賞歴がある。純米酒「自然卿」の好評を受け、その醸造ノウハウを応用して料理酒市場へ参入した。料理酒専用の蔵は全体の6割を占めるほどで、シェア争いが激化している。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術日本酒製造の副産物である酒粕は活用が進んでおらず、その旨味成分を生かす方法が課題である。
  • 販路・情報発信料理酒市場はシェア争いが激化しており、他社との差別化が課題である。
  • 生産能力料理酒専用の製造ラインを新たに立ち上げる必要がある。

やったこと

日本酒製造の副産物である酒粕を圧搾する際にアルコール分を極限まで除き、そこに含まれる旨味成分を溶け込ませて濃縮タイプの料理酒を開発した。米の発酵で生じるアミノ酸が通常より多く、有機酸やブドウ糖なども豊富で、化学調味料は使っていない。日本酒では一般的な三段仕込み製法ではなく、あえて六段仕込み製法を採用して高品質を実現した。料理酒専用ラインを立ち上げ、酒蔵の専用設備で生産できる体制を整えた。

新しい製品・サービス:酒粕由来の旨味成分(アミノ酸)を濃縮した、六段仕込み製法のプレミアム料理酒

事業の効果

既存商品の強みを生かしつつ、和食・洋食・中華・デザートにも合う新規性と差異性を備えた料理酒を生み出した。おいしさと安全性、健康への役立ちを全社員で共有し、高品質化と販売促進に取り組んでいる。テストパッケージを取引先やマスコミへ提供し、反応を確かめる段階に入っている。

今後の展望

テストパッケージでモニタリングを行い、業務用の法人需要として食品メーカーからの反応獲得を目指す。料理教室やマリアージュセミナーを計画し、ラベルデザインでブランディングを進める。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。