多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社 ショウエイ
成果製缶品の対応能力 5t→10t
| 事業者名 | 株式会社 ショウエイ |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県 日立市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 溶接 |
| 従業員数 | 53人 |
| 資本金 | 3,000万円 |
主力は重電設備関連で、発電所などの重電設備関連が主力分野となっている。震災後、全国の原子力発電所で津波対策として水密扉にする工事が進められている。原子力発電所で使用される溶接製缶品は高度な溶接技術を要求される製品が多い。
抱えていた課題
やったこと
最新のインバーター溶接機を導入した。従来のダイヤル式と異なり数字を打ち込むデジタル式で、経験の浅い作業者でも容易にセットでき、アークを安定して起動できるようになった。塗装の建屋に5tクレーンを増設し合計10tの製缶品まで対応できるようにした。さらに製缶・溶接建屋にも5tクレーンを増設し、クレーン待ちのロスタイムをなくした。
| 加工機 | インバーター溶接機 |
|---|---|
| その他 | クレーン(5t) |
インバーター溶接機の導入で溶接の欠陥が減り、非破壊検査でも修正が少なくなり作業効率が向上した。クレーンの増設で製缶品の対応能力が5tから10tに広がり、製缶・溶接建屋ではクレーン待ちがなくなって作業効率が上がった。大型製缶品の生産能力や短納期対応が可能になり、新規受注・取引が順調に伸びると見込んでいる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
溶接職人の先代創業から板金加工をメインに、大型溶接構造物を扱うようになった経緯が書かれ、一貫性はうかがえる。
薄物から厚物まで対応する溶接技術や社内一貫生産で高い信頼を得ていると書かれ、強みは読み取れるが市場分析は薄い。
クレーン1基では10㌧超の製品を製缶建屋に戻す必要があり作業効率が悪いという課題が具体的に書かれ、クレーン増設で解決している。
短納期・作業効率向上が述べられるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
日立市の高校と提携した企業実習や若手採用の計画が書かれ、人材面の取組はあるが事務処理体制は不明。
重電設備や原子力発電所の水密扉など需要先は書かれているが、顧客ターゲットや選ばれる理由の整理は薄い。
導入、クレーン増設と段階的な設備投資の内容は書かれているが、スケジュールや検証方法は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
溶接・大型製缶は一般的な分野で、高付加価値化の水準を示す記述はわずかにうかがえる程度。
原子力代替の火力発電やグリーンエネルギー投資で大型製缶品の需要増が期待できると書かれ、波及効果はうかがえる。
生産能力や作業効率の向上は書かれるが、補助金額に対する付加価値増加の数値は示されていない。
公開されている事例からは読み取れません。
コンバインドサイクル火力や再エネ投資で大型製缶品需要が増える見通しが書かれ、成長分野との関連はうかがえる。
日立市の高校との連携や地域人材の育成が書かれ、地域への貢献はうかがえるが経済成長への寄与は薄い。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
国内では原子力発電の代替としてコンバインドサイクル火力発電の新規計画やグリーンエネルギー分野の大きな投資が計画されており、今後大型製缶品の需要増加が期待できる。日立市の高校と提携して企業実習を行い、若手を継続的に採用していきたいと考えている。
ものづくりを通して、地域社会に貢献できる人材、周囲の人に必要とされる人材を育てることを目標としています。花壇作りや掃除など働く環境を自ら整備することもその一環です。また生きがいを持つことは仕事にも反映されるという創業者の考えに基づき、社内の部活動も盛んに行われています
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
ガラス質の釉薬を塗った急須を730度の高温で焼成し定着させる鉄器製ホーロー処理に、コンベア式連続ホーロー焼成炉を導入した。
効果:1日あたり焼成能力 400個→800個
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃