回転装置を活用した溶接ロボットによる生産性向上計画
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
有限会社梶山鐡工
成果溶接時間 4秒→2.5秒
| 事業者名 | 有限会社梶山鐡工 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 伊勢崎市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 精密加工,接合・実装 |
| 従業員数 | 13人 |
| 資本金 | 500万円 |
| 設立 | 1973年 |
次世代自動車向けの共有化部品が進み、センターピラーブラケット部品とトーボードブラケット部品ともに取引先から増産が求められていた。コストの観点から部品の共有プラットフォーム化が進んでいる。自動車分野では国際競争力強化のためのコストダウンが重要な課題となっている。
抱えていた課題
やったこと
自動溶接が可能なスポット自動供給ラインを導入し、ブラケット部品の試作開発を実施した。導入した自動溶接機とチャック治具を用いて試作品を複数個作成し、そのうち各3つを抜粋して溶接強度測定機と非接触の三次元測定機で強度と形状を測定した。類似部品に汎用性のある治具を作成し、段取り替え工程をなくした。形状が異なる場合も治具を簡易な構造としたため10分ほどで切り替えが可能となった。自動溶接ラインの各所にチャック姿勢確認や溶接確認ステージを施し、不良品の良品への流出を防いだ。
| 加工機 | スポット自動供給ライン AW-SFL8ST |
|---|---|
| 加工機 | 自動溶接機 |
| 金型 | チャック治具 |
| 検査測定 | 溶接強度測定機 |
| 検査測定 | 非接触の三次元測定機 |
新しい製品・サービス:次世代自動車向けセンターピラーブラケット部品およびトーボードブラケット部品の量産対応の生産技術。
手作業の溶接を自動化し、一定の生産数で安定した品質の溶接を可能とする革新的生産技術を確立した。溶接時間は約4秒から約2.5秒に短縮され、段取り替えは10分ほどで済むようになった。試作品は部品の歪みやナットの位置ズレがなく、溶接強度も自社規格以上であることが確認された。今後、試作結果を量産にフィードバックでき、当社製品の付加価値が増し、受注拡大が見込まれる。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
手作業の溶接工程を自動化した点は読み取れるが、過去の取組や経営戦略上の位置付けは記載がない。
取引先からの増産要求や共有化の進展はうかがえるが、競争優位性や自社の強み・弱みの記述はほぼない。
手作業溶接の品質問題を課題とし、自動化で溶接約4秒が約2.5秒(37.5%削減)となり、受注増へつなげる計画が示されている。
溶接時間37.5%削減、20%以上のコスト削減見込み、センターピラーの年間受注480万個・売上6,624万円など数値つきで目標が示されている。
従業員13人の企業であることは書かれているが、補助事業を遂行する人材や事務体制の具体的記述は少ない。
ユーザーの量産要求、共有プラットフォーム化の進展、取引先からの増産要求など、ニーズの裏付けが具体的に書かれている。
試作から量産へのフィードバックや今後のリードタイム削減が述べられているが、スケジュールや課題解決方法の詳細はない。
公開されている事例からは読み取れません。
自動車部品の溶接自動化で高付加価値化を図る点は読めるが、分野の普及度や高水準化を示す具体的記述は薄い。
次世代自動車の国際競争力強化やコストダウンが課題として述べられ、波及効果への言及は限定的。
自動化による時間削減率や20%以上のコスト削減見込みなど、投資に対する効果が数値で示されている。
自動溶接ラインの品質確認機能は書かれているが、サプライチェーン全体のイノベーションへの貢献は明示されていない。
次世代自動車分野への進出がうかがえるが、日本経済の構造転換に資するという記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
5=数字や事実つきで具体的に読み取れる、4=具体的に読み取れる、3=読み取れるが具体性が薄い、2=わずかにうかがえる、1=公開情報からは読み取れない。公開されている事例を公募要領の観点に照らして当社が整理したもので、実際の審査の点数ではありません。
事業化5年後にセンターピラーブラケット部品の年間受注480万個、売上6,624万円、トーボードブラケット部品の受注150万個、売上1,500万円を予測している。
平成30年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用し、溶接ロボット1台と回転装置を増設した。
効果:溶接作業時間(20カ所) 6分→2分
多関節ロボットと次世代成型機を組み合わせ、インサート成型の全自動化や2材料成型などを実現した。
効果:加工時間 420s/サイクル→38.5s/サイクル
顧客の要求を満たすため、段取り、治具の製作、仕掛りスペース、待ち時間を減らす新型の複合加工機を導入することにした。
効果:部品1個の完成までの日数 3日→2日