ものづくり補助金平成24年度茨城県

災害時、断水復旧までの家庭用非常時給水装置の導入と工程等の効率化

大丸鐡興株式会社

成果1日当たり生産能力 4.5台/日→20台/日

この事例のポイント

  • 手溶接が中心で、1日当たりの生産能力が4〜5台にとどまり、量産化に対応できなかった。
  • レーザー切断&ロボット溶接システムを導入し、外注していた架台の小部品を内製化した。
  • 1日当たり生産能力 4.5台/日→20台/日。レーザー切断&ロボット溶接システムの導入により、外注していた加工を内製化し、生産能力が大幅に向上した。

事業者のプロフィール

事業者名大丸鐡興株式会社
所在地茨城県 猿島郡境町
業種金属製品製造業
技術分野溶接
従業員数83人
資本金7,000万円
設立1967年

事業の背景

主力はトラックに装備する燃料タンクの製造で、ステンレス燃料タンクの全国シェアは約50%。今後はステンレス分野に力を入れることを模索していた中で、水道管直結型の非常時給水タンクシステム「みずがめ君」が生まれた。開発には約8年取り組み、日本水道協会の品質認証を取得し、タンク内の滞留が起こらない構造について特許を取得した。一方、災害時のライフライン確保への意識が高まっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 生産能力手溶接が中心で、1日当たりの生産能力が4〜5台にとどまり、量産化に対応できなかった。
  • コスト・採算一部の部品を外注していたため、コストが増加していた。
  • 生産能力製造工程の生産効率が低かった。
  • 納期・工程溶接後に溶接焼けを取る工程が必要で、タンクを酸で洗い、中和して仕上げ洗浄するという煩雑な工程になっていた。

やったこと

レーザー切断&ロボット溶接システムを導入し、外注していた架台の小部品を内製化した。これにより加工費を約10%削減し、外注品の在庫が不要になって部材置き場が縮小し、作業スペースが広がって作業者の安全性も確保された。これまで手作業で溶接していた箇所をレーザーロボット溶接に切り替え、溶接の精度が安定して品質が向上した。溶接焼けを取る工程が不要になり、「鏡板の穴あけ→部品組立・本体組上→確認試験→洗浄→出荷」というシンプルな工程に改善し、作業数と作業時間を減らした。

  • 加工機レーザー切断&ロボット溶接システム

事業の効果

  • 1日当たり生産能力 4.5台/日→20台/日
  • 加工費 100%→90%

レーザー切断&ロボット溶接システムの導入により、外注していた加工を内製化し、生産能力が大幅に向上した。手溶接からロボット溶接に切り替えたことで溶接精度が安定し、品質も向上した。焼け取り工程が不要になって作業工程が簡素化され、作業時間も短縮された。生産能力の向上により販売対象地域を関東及び東北6県に広げることができた。

今後の展望

生産能力の向上を活かして今後は全国に販路を拡大することを目指し、機械装置の活用と習熟を進めていく。戸建て住宅用に加え、マンション向けの小型タンクを来年中に3アイテムほど追加する予定である。

事業者の声

自分が成長したと実感できる仕事を通して、心と知恵、力を合わせて共感力を高めていきたい

公式の事例集より(原文のまま)

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。