ものづくり補助金平成24年度茨城県

LNG発電所向極低温用(-165℃)環境対応型国産ノンフロンウレタン保冷材の開発

根本エンジニアリング株式会社

成果コストを25%削減した

この事例のポイント

  • LNG基地・LNG火力発電所の配管やタンク施設に使う極低温(-165℃)用のウレタン保冷材はまだ手がけておらず、新たに開発する必要があった。
  • LNG基地・LNG火力発電所の配管やタンク施設向けに、-165℃に対応する環境対応型のノンフロンウレタン保冷材を開発した。
  • コストを25%削減した。ノンフロン製品の開発に成功し、コストを25%削減した。

事業者のプロフィール

事業者名根本エンジニアリング株式会社
所在地茨城県 ひたちなか市
業種電気機械器具製造業
技術分野プラスチック成形加工
従業員数18人
資本金1,000万円

事業の背景

創業から25年間、原子力・火力発電関連の保温製品を主な事業としてきた。東日本大震災以降は受注量が低下し、新規事業の展開が課題となっていた。LNGは二酸化炭素排出量が少なく、今後使用が増えると予測されたため、LNG関連事業に着目した。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術LNG基地・LNG火力発電所の配管やタンク施設に使う極低温(-165℃)用のウレタン保冷材はまだ手がけておらず、新たに開発する必要があった。
  • 人手・技能東日本大震災以降、原子力・火力発電関連の受注量が低下し、新規事業の展開が急務となっていた。
  • 品質・精度フロン製とノンフロン製では発泡の様子が違い、温度・湿度によって内部材質に偏りが生じていた。
  • 納期・工程緊急工事など短納期に対応するため、型から出した後の切り出し・表面加工・接着取付を減らす一体成形技術が必要だった。

やったこと

LNG基地・LNG火力発電所の配管やタンク施設向けに、-165℃に対応する環境対応型のノンフロンウレタン保冷材を開発した。発泡材と硬化材の2液を機械内で混合して金型へ射出・発泡する高圧射出機を新たに導入し、内部材質の均一化を図った。原液の比率や密度を改良しながら、試作と性能試験を繰り返して最適な原液を作り出した。温度・湿度による内部材質の偏りを防ぐため、室温25℃を保てる空調完備の新建屋を建設した。金型を使った一体成形により、作業工程を7工程から4工程へ3工程削減した。

新しい製品・サービス:環境対応型のノンフロンウレタン保冷材(-165℃対応、極低温用)

事業の効果

  • コストを25%削減した
  • 工程数 7工程→4工程
  • 生産量 1倍→2倍
  • 廃材率 30%→0%

ノンフロン製品の開発に成功し、コストを25%削減した。一体成形により工程を3工程削減したことで生産量は倍になり、切り出しで出る廃材もゼロになった。コスト・時間ともに大きな削減が実現した。2014年4月に製品化し、既に販売している。

今後の展望

定期修理工事や配管交換の需要があり、長期にわたり売上が見込まれる。LNG発電所の増加を考えると新たな主製品として成長する見込み。次の段階としてシェールガスやLNG船向けの保冷材事業を考えており、更なる極低温向け保冷材へ市場拡大を目指す。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。