価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
株式会社シオダ
成果プライヤー1本あたりの加工時間 5分→2分
| 事業者名 | 株式会社シオダ |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県 那須烏山市 |
| 業種 | 業務用機械器具製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 50人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 1952年 |
当社は歯科医師や歯科技工士が使う歯科用プライヤーなどの歯科用インスツルメントを製造販売している。プライヤーなどの製品は近年、欧米企業のほか中国などの新興国からの安価な輸入品が増えており、全体の6割以上は輸入品ともいわれている。当社は国内で唯一、鍛造からの一貫生産を行っている。
抱えていた課題
やったこと
ターンテーブル付きの縦型マシニングセンタを新規に導入し、既存の加工ジグや加工方法の課題を徹底的に解析した。3DCADを用いたプライヤー図面データから専用加工ジグをシミュレーションし、固定方法や固定装置などを検討して専用ジグを独自に開発した。新規導入したマシニングセンタに開発したジグを取り付けて検証と試作加工を行い、鍛造加工品も確実に固定できること、加工時間、精度、面の粗さが目標値に達していることを確認した。導入したマシニングセンタはパレット方式で、1面加工中に次の面の段取りを安全に行え、予備起動スイッチで自動的に2面目の加工が始まるため加工時間のロスがない。
加工時間が1本5分から2分に短縮され、1人で日産120本を加工できるようになった。これまで5人体制で日産100本の加工を行っていたが、少人数で生産できるようになり、新しい機器類の導入を踏まえても大幅なコストダウンが実現した。加工面の粗さも大幅に改善し、組み立て後のジョイントの動きが良くなったことで作動調整時間も短縮できた。ジョイント部分の短時間で安定した加工により製造できる製品の種類に幅が生まれた。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
鍛造からの一貫生産が国内で唯一とあり、60年以上の伝統と技術力を強みとしているが、事業戦略上の位置付けは具体的に書かれていない。
輸入品が全体の6割以上とされる中で、鍛造からの一貫生産を優位点とし、価格競争力と品質向上で差別化する方針が示されている。
ジョイント部加工に7工程・1本5分を要した課題を、マシニングセンタとジグ開発で1本2分、1人日産120本へ改善したと書かれている。
1本5分から2分、1人日産50本から120本への改善など数値目標と実績が示され、実現性が読み取れる。
熟練工や社内で治具を開発した記述はあるが、補助事業を遂行する人材体制や事務処理能力については具体的に書かれていない。
歯科医師からの多岐にわたる要望や扱いやすい医療器具という方向性は読み取れるが、顧客ターゲットやニーズの裏付けは具体性が薄い。
ジグの検証と試作加工、条件出しの改善、加工品数の拡大に取り組む流れは書かれているが、スケジュールや中長期の検証内容は具体的ではない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
ジョイント部の加工精度や面の粗さを改善し高付加価値化を図る方向は読み取れるが、分野の普及度や価格水準の数値は示されていない。
輸入品に対抗し海外販売を進める方針はうかがえるが、経済波及効果や雇用創出など国が補助する理由は書かれていない。
1人日産50本から120本への生産性向上と大幅なコストダウンが示され、投資に対する効果が具体的に読み取れる。
マシニングセンタとジグ開発による生産改善は読み取れるが、デジタル技術の活用がサプライチェーンや地域へ与える貢献は書かれていない。
公開されている事例からは読み取れません。
栃木県那須烏山市に所在することはうかがえるが、地域の特性を活かした付加価値や雇用創出については書かれていない。
条件出しの改善などに取り組み、さらに日産量を増やすとともに、プライヤーのさまざまな形状に対応して加工できる品数を増やしていく。価格競争力の強化と品質向上により輸入品との差別化を図り、海外販売も進める。
創業以来、私たちは常に「患者様に選ばれる器具づくり」を目指してきました。
公式の事例集より(原文のまま)
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
外径160ミリ、導体径0.8ミリのエナメル線で、巻線層数26層、巻数1,404回のコイル製作に成功した。
効果:巻線作業の工数 20分→5分
取引先の防振ゴムメーカーと同じCAD/CAMシステム(TOPSOLID)を導入し、データを共有できるようにした。
効果:生産計画の先行期間 1週→24週