ものづくり補助金平成24年度群馬県

日本酒造りのための温度環境整備と超高品質純米大吟醸(デザートSAKE)の開発

永井酒造株式会社

成果初年度の販売本数3,000本を目標に、5年後には15,000本の販売本数を目指す。

この事例のポイント

  • 日本酒の需要が低下し市場が縮小しており、既存製品だけではアルコール市場に受け入れられにくくなっている。
  • 発酵初期の糖分増加に重要な蒸米の溶解性を高めるため、新型ガスボイラーを導入し、温度管理を徹底した状態で高品質な蒸米の製造に注力した。
  • 初年度の販売本数3,000本を目標に、5年後には15,000本の販売本数を目指す。高品質で蒸ムラのない蒸米を使ったことで蒸米全体の溶解がスムースに進み、糖分の生成が効率よく行われた。

事業者のプロフィール

事業者名永井酒造株式会社
所在地群馬県 利根郡川場村
業種食料品製造業
技術分野発酵
従業員数22人
資本金4,000万円
設立1886年

事業の背景

明治19年創業の当社は、伝統的な日本酒製法にこだわりつつ、人手作業と機械化による効率・衛生面の改善を分けて生産性を高めてきた。現在の日本酒市場は最盛期の1/3にまで規模が縮小しており、発泡清酒などの新分野にも力を注いできた。近年需要を伸ばしている甘口のアルコール市場に着目し、この市場に参入できる高品質な甘口日本酒の開発に取り組んだ。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 集客・繁閑日本酒の需要が低下し市場が縮小しており、既存製品だけではアルコール市場に受け入れられにくくなっている。
  • 販路・情報発信果実酒やリキュールを消費する層に好まれる、甘口で新しい味と香りを持つ日本酒の商品がなかった。

やったこと

発酵初期の糖分増加に重要な蒸米の溶解性を高めるため、新型ガスボイラーを導入し、温度管理を徹底した状態で高品質な蒸米の製造に注力した。酒母づくりでは厳密な温度管理を行った。溶解しやすい高品質な蒸米を用いて、今までにない味と香りを持つ高品質な純米大吟醸酒を試作した。

新しい製品・サービス:甘口の純米大吟醸酒(デザートSAKE)

事業の効果

  • 初年度の販売本数3,000本を目標に、5年後には15,000本の販売本数を目指す。

高品質で蒸ムラのない蒸米を使ったことで蒸米全体の溶解がスムースに進み、糖分の生成が効率よく行われた。試作品は既存製品と一線を画す非常に甘口な仕上がりになった。製品化に向けて1〜3年の熟成期間を置き、味わいと香りのバランスがピークでの市場投入を予定している。

今後の展望

1〜3年の熟成後に、200〜300ml程度のデザイン性の高いボトルを用いた小ロット販売を行い、百貨店等での採用を目指す。初年度3,000本、5年後に15,000本の販売を目標とする。

  • 目標:完成した試作品のアルコール度は15.9。
  • 目標:試作品の日本酒度は-44という非常に甘口な仕上がり。当社製品の98%は日本酒度-3〜-15。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。