多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
株式会社 トータル エス・ケー
成果SS(懸濁物質)が平均91.5%低減した
| 事業者名 | 株式会社 トータル エス・ケー |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県 群馬県伊勢崎市 |
| 業種 | その他の製造業 |
| 技術分野 | 塗装 |
| 従業員数 | 11人 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 設立 | 2003年 |
自動車メーカー等の塗装工程では、ボディに付着する塗料は60%程度で、残りの塗料ミストは塗装ブースと循環ピットを流れる循環水で洗浄されている。この循環水は固液分離処理を経てリサイクルされるが、水性塗料は水への可溶性が高く、主流の液体薬品を用いた方法では装置の大型化や処理効率の低さが課題となっていた。当社の粉末凝集剤を使用したシステムは処理性能の高さから大手自動車メーカー等で既に採用されている。
抱えていた課題
やったこと
固液分離処理を行う前の循環水に対し、事前振とう処理(事前処理)を施す方式の有効性を確認するため、ゼータ電位・粒径測定システムを導入し、比較条件下で実験を行った。群馬大学と共同研究を行い、流動解析等による検証を通じて最適な事前処理方法を探求し、固液分離処理性能を向上させるためのデモ機の設計・製作に取り組んだ。当初は提撹機による事前処理を検討したが、凝集性の向上が見られなかったため、デモ機の試作では提撹機ではなく水中ポンプを活用した方式で開発を行った。
新しい製品・サービス:水中ポンプを活用した事前処理方式を備えた固液分離処理システム(デモ機)
事前処理により、塗料ミストの固液分離処理性能が格段に向上したことを確認できた。水質面ではSSと濁度が大きく下がり、塗料スラッジの含水率と薬品使用量も減った。これにより塗装工場の産業廃棄物排出量の削減に寄与する見込みである。
今回目標に対する一定の成果は得られたが、事前処理の効率をさらに向上させるなど改良の余地は残っていると思われる。事業終了後も研究・改良を重ね、特許の権利化までを視野に入れ、固液分離処理システムの性能向上に努めていきたい。
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
熱風装置付加キュポラを導入し、熱交換器で常温の風を高温の熱風に変えてキュポラ内に送り、熱効率を上げた。
効果:出湯温度 1,480℃→1,499℃