ものづくり補助金平成24年度群馬県

遮熱機能による育成良好な緑化舗装用コンクリートブロックの開発

マチダコーポレーション株式会社

成果光があたる舗装表面に遮熱塗装を施したところ、温度上昇抑制効果が得られた。

この事例のポイント

  • 目地の空洞部に植生が可能な舗装用コンクリートブロックを開発する必要があった。
  • 舗石の乱形のニーズが多いことから売上を調査し、売れ筋の自然石を原石として形状を設計した。
  • 光があたる舗装表面に遮熱塗装を施したところ、温度上昇抑制効果が得られた。植生が可能な舗石調の意匠のブロックを開発し、意匠登録出願を行った。

事業者のプロフィール

事業者名マチダコーポレーション株式会社
所在地群馬県 前橋市
業種窯業・土石製品製造業
技術分野動力伝達
従業員数200人
資本金2,200万円
設立1956年

事業の背景

緑化機能を持つブロック市場では、これまで比較的規模の大きい施設の駐車場が主なターゲットだった。その市場規模は全国で年間30〜60万m²と推定されるが、舗装用コンクリートブロック市場全体の5%程度にとどまり、決して大きいとは言えない。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • 新製品・新技術目地の空洞部に植生が可能な舗装用コンクリートブロックを開発する必要があった。
  • 生産能力夏場の日射でブロックが蓄熱し、植物が熱枯れしてしまう場合があった。
  • 販路・情報発信緑化ブロック市場の主な対象は規模の大きい施設の駐車場に限られており、一般住宅のエクステリア向けの製品が求められていた。

やったこと

舗石の乱形のニーズが多いことから売上を調査し、売れ筋の自然石を原石として形状を設計した。その原石を最終形状に加工して金型を起こし、コンクリートを充填して成形する方法で試作した。遮熱技術については、既に実用化している遮熱材をコンクリートに練り込む方法と、塗料メーカーから調達した遮熱塗料をブロック表面に塗装する方法を、室内日射試験とアルベド(日射反射率)試験で比較した。また、舗装用に適した植物を6種類から選定し、熱に強く関東地方の気候に適したコウライシバを用いた。

新しい製品・サービス:目地および擬似目地を施し、その溝や空洞部に植生が可能な人造石調の舗装用コンクリートブロック

事業の効果

  • 光があたる舗装表面に遮熱塗装を施したところ、温度上昇抑制効果が得られた。

植生が可能な舗石調の意匠のブロックを開発し、意匠登録出願を行った。遮熱塗装により舗装表面の温度上昇を抑える効果が得られた。一方で、舗装表面の明度が遮熱性に大きく影響することや、塗装面のすり減り抵抗性がコンクリートより小さいことも明らかになった。

今後の展望

遮熱塗装については、事業終了後も調査研究を踏まえながら実用化を検討していく。舗石調の意匠を活かし、一般住宅のエクステリア市場を中心に、砂利充填による水はけの良い舗装など舗装全般の市場へ販売していきたい。

業種と困りごとが近い成果事例

宮城県平成24年度

超抗菌ニッケルめっきの事業化

神戸製鋼所の抗菌めっき技術を導入し、自社で性能検証を行ったうえで、試作設備(100L槽と付帯設備)を設置・稼働させた。

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。