ものづくり補助金平成24年度群馬県

試作パネル製作技術の確立と成形情報の有効利用に依る金型開発期間の短縮

株式会社邦和

成果間接時間(加工時間に対する平均値) 155分→134分

この事例のポイント

  • 他社に流れていた試作パネル作成業務を内製化し、試作パネル・金型・自動化装置の一連の開発期間の短縮とコストダウンを実現する必要があった。
  • 最新式のCAMを導入して加工データの精度向上を図り、それに伴い3次元レーザー加工機を改造した。
  • 間接時間(加工時間に対する平均値) 155分→134分。加工時間に対するデータ編集等の間接時間は平均で13.55%の効率アップとなり、レーザー加工時間1分間に対する間接時間は…

事業者のプロフィール

事業者名株式会社邦和
所在地群馬県 みどり市
業種電気機械器具製造業
技術分野冷凍空調
従業員数30人
資本金1,000万円
設立1980年

事業の背景

当社は国内自動車メーカー及びサプライヤー、金型メーカーなどから金型・自動化装置・試作パネルを受注している。自動車産業の海外進出が進み、顧客からのコストダウンと短納期化への要望が強まっている。

課題と取り組み

抱えていた課題

  • コスト・採算他社に流れていた試作パネル作成業務を内製化し、試作パネル・金型・自動化装置の一連の開発期間の短縮とコストダウンを実現する必要があった。
  • 生産能力CAMは顧客データからの変換精度が非常に低く、データの手直しが必須で、加工機を手動制御する必要もあるなど生産性の低下を招いていた。
  • 人手・技能加工データ作成には設計部門と加工現場の摺り合わせが必要で、間接時間が多くかかっていた。

やったこと

最新式のCAMを導入して加工データの精度向上を図り、それに伴い3次元レーザー加工機を改造した。加工条件の検証を繰り返して適値の絞り込みを行った。現場のオペレーター主導で加工データ作成を行える環境を整備し、間接時間の削減と治具作成時の形状合わせ作業や位置決め機能の追加改造に係る工数削減に取り組んだ。試作パネル製作時の成形解析データを蓄積し、量産金型製作に活用できる生産システムの構築を狙った。

事業の効果

  • 間接時間(加工時間に対する平均値) 155分→134分
  • レーザー加工時間1分間に対する間接時間 25.8分→10.3分

加工時間に対するデータ編集等の間接時間は平均で13.55%の効率アップとなり、レーザー加工時間1分間に対する間接時間は60%の短縮を実現した。加工精度も向上した。一方、試作パネル製作時の技術データ収集・蓄積による金型開発期間の短縮は、レーザー加工機の加工能力向上が前提のため今後の取り組みとなった。

今後の展望

判断材料となるデータがやや少ないため今後も収集を行っていく。試作パネル製作時の技術データ収集・蓄積による金型開発期間の短縮は今後の課題である。年2社の増加を目指して件数の多いメーカーをターゲットに営業を強化したい。

業種と困りごとが近い成果事例

出典とまとめ方
  • 出典:公式の事例集(平成24年度、全国中小企業団体中央会)。事例集の再利用は中央会の許可を得ています。
  • 課題・取り組み・設備・効果・展望は、事例集の本文から当社がAIで項目に分けて短くまとめたものです(画像のPDFを文字起こししてから読み取りました)。数字は事例集に書かれているものだけを載せ、時間の単位などをそろえています。原文のまま載せているのは事業者の声だけです。
  • 代表者名・電話番号・番地は載せていません。法人の形が名前にない事業者は名前を出していません。