多品種・小ロット鋳造製品の生産性向上のための設備投資事業
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
有限会社日本クレセント
| 事業者名 | 有限会社日本クレセント |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県 松戸市 |
| 業種 | 電気機械器具製造業 |
| 技術分野 | 金型 |
| 従業員数 | 3人 |
| 資本金 | 300万円 |
| 設立 | 1973年 |
心房細動の患者数は2010年の約80万人から2030年には100万人を超えると予想されており、脳梗塞につながる危険な病気であるため短時間での治療が課題となっている。医療現場の医師からは海外製品の仕様変更や改良への対応不足が指摘されている。海外製品の供給率は全体の8割を占めている。
抱えていた課題
やったこと
医療現場のニーズを基に、カテーテル電極の凹凸を平らにして血管挿入時の安全性を高める開発と、カテーテル先端部が2方向に可動するハンドルの開発の2点を開発コンセプトとした。電極については海外の医療機器加工装置メーカーから機械装置を選定し、ハンドルは各段階で医師の意見を収集して検証と再設計を行った。機械装置を発注・導入して試作品を製作し、品目仕様の確認、リスクマネージメント、滅菌検証を実施して有効性と安全性を確認した。
新しい製品・サービス:心房細動治療用電極カテーテル(電極の凹凸を平らにした電極と、2方向に可動するハンドルを持つ製品)
試作品を現場医師に評価してもらった結果、十分に現場で使用できるレベルであるとの意見を得た。細かい仕様変更ができることも評価された。国内生産により医療現場のニーズに応えることで、海外製品より細やかに先端部が可動するハンドルの設計が完成した。今後は一部変更申請を経て事業化し、現在引き合いのある医師への供給を始め、短納期・小ロット生産で差別化を図る計画である。これにより医療現場での国内生産品の供給率が向上する見込みである。
いま募集している新事業進出・ものづくり補助金の公募要領にある審査の観点14つで見ています
創業以来40年医療現場の声を反映したものづくりを行ってきたと述べられ、過去の取組との一貫性はうかがえるが、経営戦略上の位置付けは明記されていない。
海外製品は全体の8割を占めるという市場状況と、医師の意見から国内生産・細かい仕様変更への需要が示されているが、自社の強み・弱みの分析は書かれていない。
海外製品の製品バリエーション不足や手術時間が長いといった課題を整理し、国内生産と短納期・小ロット供給で差別化する方向性が具体的に書かれている。
医師評価で「十分現場で使用できるレベル」とされた点はあるが、付加価値額や賃上げの数値目標は書かれていない。
医師の意見収集や医療機器としての検証を行ったと書かれているが、実施体制や人材の具体的な記述は乏しい。
医師の意見に基づき海外製品より細かく先端が可動するハンドル設計と、患者数が2030年に100万人を超える見込みというニーズの裏付けが示されている。
薬事の一部変更申請、取得後の供給体制整備、学会発表による周知という段階が示されているが、スケジュールは具体的でない。
財務の状況は公開されている事例には出ないため、中間の3としています。
海外製品が8割を占める中で、国内生産による細かい仕様変更対応と国内メーカーとしてのブランド構築を図るとしており、高付加価値化の方向性が示されている。
医療現場での国内生産品の供給率向上が見込まれると書かれているが、経済波及や雇用創出の記述はない。
公開されている事例からは読み取れません。
公開されている事例からは読み取れません。
心房細動の患者増加と医療機器の国内生産という方向性はうかがえるが、日本経済の構造転換への言及はない。
公開されている事例からは読み取れません。
承認取得後に事業化し、引き合いのある医師への供給を手始めに供給体制を整備する。学会発表等で製品の周知を図り、国内製造の利点を生かして短納期・小ロット生産で海外製品との差別化を図る。
十分現場で使用できるレベルである。細かい仕様の変更ができることがありがたい。
公式の事例集より(原文のまま)
鉄製だったサンドビンをステンレス製に変更し、保水性を高めて安定した砂を貯蔵し造型機へ送れるようにした。
多品種少量生産に対応した設備にすることで、原価低減と品質向上を両立させる体制を構築した。
効果:歩留まり 70%→85%
広視野レーザー位相差顕微鏡の試作のため顕微鏡本体一式を購入し、光学系を組み合わせた。