価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化と生産プロセスの見直し
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
福井電化工業株式会社
| 事業者名 | 福井電化工業株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県 市川市 |
| 業種 | 金属製品製造業 |
| 技術分野 | 切削加工 |
| 従業員数 | 45人 |
| 資本金 | 6,500万円 |
| 設立 | 1947年 |
当社は各種バレルめっき、アルマイト、塗装などを手がける金属表面処理加工業者で、2014年度の売上高は5億4,500万円である。黒色金属アレルギー対策のめっきとして、コバルト・錫合金めっきという固有技術を持つ。この合金めっきは量産で安定させるのが難しく、今後も伸びが期待される分野である。
抱えていた課題
やったこと
バレルの変形による挟まり不良を防ぐため、長期間にわたり変形の少ないC社製バレルに更新した。更新前には国内外の複数社の製品を長期間比較検討した。最適めっき条件の確立では、まずハルセル試験で通常条件を把握し数値化した後、実機に合わせて条件を最適化した。直交表を用いて現実的に変えられない条件を除き、4要因(各3水準)を割り付けて18回の実験を行った。評価は熟練者による5段階評価で、A〜Eの5特性と総合評価を求めた。重回帰分析で要因別の影響度と要因効果を可視化し、要因AとDは現状条件が良いと確認した。
新しいバレルの導入により、挟まり不良が発生しなくなり、不良品発生率はゼロになった。見込みでは不良品発生率は8割以上低下するとされている。めっき条件の改善により製品の品質が安定し、製品クレームもほぼゼロになった。また、色彩やつやも安定し、原材料や電力などの使用量削減とコスト削減につながった。
更新したバレルの変形は今後問題になりうるが、C社製バレルの実績から今後5年以上は挟まり不良の低位安定状態を確保できると推定される。
導入した粉体静電ガンは、粉状の塗料を帯電させて静電気で対象物へ効率良く塗装する設備で、塗装ガンの噴霧で行き届かない場所にも回り込んで付着す…
効果:ブロッキング廃棄塗料 800kg/年→100kg/年
狭スリット部の加工精度を高めるため、デジタルマイクロスコープを導入し、同部の目視による計測と観察を行った。
金型設計段階でガス焼け不良が発生する場所を流動解析により特定し、効果的なガス排気機構の設置位置を検討した。
効果:金型修正回数 5回→1回